大阪府は2025年2月18日、2026年度(令和8年度)大阪府公立学校教員採用選考テストの概要について発表した。一般選考と特別選考の年齢要件の撤廃のほか、大学3年生等を対象とした選考の資格要件緩和など、より多くの人が受験できるよう選考方法を見直す。
2026年度大阪府公立学校教員採用選考テストは、第1次選考(筆答テスト)を2025年6月14日に実施する。出願期間は3月7日から4月18日午後6時。おもな変更点は、年齢制限の撤廃、支援学校(中学部・高等部)の免許状要件の緩和、中学校技術における外部専門人材の活用、「大学3年生等を対象とした選考」の資格要件の緩和の4点。
このうち年齢要件は一般選考と特別選考で「1964年(昭和39年)4月2日以降に生まれた方」とする。支援学校(中学部・高等部)では免許状要件のうち、特別支援学校教諭の普通免許状について、出願時に所有していない場合であっても受験可とする。ただし採用後3年以内に特別支援学校教諭普通免許状の取得に必要な単位を修得し取得が必要となる。
中学校技術では、出願に必要な免許状要件に「特別免許状の取得を前提とした者」を追加し外部専門人材を活用。「大学3年生等を対象とした選考」では、資格要件を「出願に必要な免許状を2026年(令和8年)4月2日から2027年(令和9)年4月1日までに取得見込みで1965年(昭和40年)4月2日以降に生まれた方」へと緩和する。
「令和8年度大阪府公立学校教員採用選考テスト受験案内」は2月28日午前10時に公表予定。大学等推薦制度の実施要項については2月19日に公表しているが、併願の対象とならない校種・教科(科目)などの詳細は、2月28日発表の受験案内に記載するとしている。
大阪府は2026年度選考テストの受験説明会を3月2日と19日に開催。当日は概要説明のほか、現職教員によるパネルディスカッションなどを行う予定。申込みはWebサイトより先着順で2月28日まで受け付けている。