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不登校現象の研究到達点を探る公開シンポジウム3/16

 日本教育学会近畿地区は、オンラインで「不登校現象に関する研究の到達点」と題した公開シンポジウムを2025年3月16日に開催する。

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公開シンポジウム「不登校現象に関する研究の到達点」
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 日本教育学会近畿地区は、オンラインで「不登校現象に関する研究の到達点」と題した公開シンポジウムを2025年3月16日に開催する。同シンポジウムでは、不登校をめぐるさまざまな分野での研究成果を集約し、学校の在り方を問い直すことで包摂性を高める事例を検討する。

 文部科学省が2024年10月に公表した「令和5年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」によれば、不登校児童生徒数は過去最多を記録した。子供たちの発達と学力を保障するためには、教育機会確保法で示されたように、学校以外の居場所を確保する支援の充実が重要である。一方で、学校の在り方を問い直し、「学校」という概念そのものを捉え直すことも喫緊の課題となっている。

 シンポジウムでは、教育社会学、臨床心理学、医学・脳科学、社会福祉学の各分野から報告が行われる。教育社会学における研究動向については、上智大学の酒井朗教授が報告する。臨床心理学における研究動向は、奈良女子大学の伊藤美奈子教授が担当する。医学・脳科学における研究動向については、武庫川女子大学の中井昭夫教授が報告し、社会福祉学における研究動向は、立命館大学の野田正人教授が担当する。

 同シンポジウムは、Zoomを利用したオンライン形式で開催され、定員は500名。参加希望者は、指定のURLまたはチラシ内のQRコードから申し込むことができる。申込締切は3月10日で、定員に達し次第締め切られる。Zoom情報は申込み時に通知される。

◆公開シンポジウム「不登校現象に関する研究の到達点」
日時:2025年3月16日(日)13:00~16:00
会場:オンライン(Zoom)
対象:教育関係者、保護者
募集人数:500名
締切:2025年3月10日
参加費:無料
申込方法:指定のURLまたはチラシ内のQRコードから申し込む
主催:日本学術会議心理学・教育学委員会 不登校現象と学校づくり分科会
共催:日本教育学会近畿地区、京都大学大学院教育学研究科教育実践コラボレーションセンター

《神林七巳》

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