奈良県教育委員会は、2026年度の奈良県公立学校教員採用候補者選考試験について、試験内容や受験資格の変更点を発表した。1次試験は2025年6月14日に筆記試験、6月15日に実技試験が行われる。特に注目される変更点として、中学校・高等学校の外国語（英語）教科専門試験において、所有する英語資格を得点化することがあげられる。
所有する英語資格を得点化について、出願時には、成績証明書等のデータ提出が必要となる。対象となる資格や換算表は、2025年度受験案内に記載予定。また、社会人選考の対象が中学校に拡大され、数学、理科、技術、家庭の教科が対象となる。これにより、社会人経験を持つ人材の採用が促進される。
さらに、日本語指導に関する資格所有者への加点対象が小学校と中学校に拡大する。また、1次試験の免除に関わる要件も一部変更され、国立および公立学校（奈良県以外）における教諭経験が県費常勤講師と同等に扱われることとなった。
1次試験は2025年6月14日に筆記試験、6月15日に実技試験が行われる。2次試験は、2025年7月19日・20日に集団面接、8月7日～10日および8月12日～15日に個人面接が予定されている。
なお、上記内容は12月時点の予定であり、変更となる場合があるため、4月10日に公開予定の「受験案内」で確認する必要がある。
募集する校種や教科等も「受験案内」で公表予定であり、採用予定数は教職員課のホームページに掲載する。また、奈良県教育委員会のLINE公式アカウントでも情報発信する。
