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鹿児島県の教員採用、短大生に採用猶予の特例導入

 鹿児島県教育委員会は2024年12月18日、2026年度(令和8年度)鹿児島県公立学校教員等採用選考試験の変更点を発表した。大学への編入学を希望する短大生を対象として、採用を最長3年間猶予する特例を新たに導入する。

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令和8年度鹿児島県公立学校教員等採用選考試験について
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 鹿児島県教育委員会は2024年12月18日、2026年度(令和8年度)鹿児島県公立学校教員等採用選考試験の変更点を発表した。大学への編入学を希望する短大生を対象として、採用を最長3年間猶予する特例を新たに導入する。

 2026年度鹿児島県公立学校教員等採用選考試験は、2025年6月15日に1次試験、8月上旬から中旬に2次試験、9月上旬に合格発表を予定している。

 今回発表したおもな変更点は、「大学編入学者の特例の実施」「『教職教養チャレンジ試験』の対象の拡大」「高等学校『福祉』における『社会人特別選考』の実施」の3つ。

 短大生に対する特例では、出願時に短期大学に在籍し、大学への編入学を希望している志願者が、鹿児島県教員等採用選考試験に合格した場合、「大学編入学特例名簿」に登録。大学卒業予定年月まで、採用を最長3年間猶予できるようにする。

 試験に合格すると次年度の1次試験「教職教養」が免除となる「教職教養チャレンジ試験」は、小学校教諭志望者のみ対象から、中学校や特別支援学校の教諭を志願する者も対象に加える。出願時に大学3年生以上に在籍している者が受験できる。

 高等学校「福祉」教諭については、高い専門性を有する人材を確保するため、社会人特別選考を実施する。

 詳細は、12月下旬に公表予定の試験要項で確認できる。

《奥山直美》

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