東京都教育庁は2024年12月13日、都立学校図書館専門員として15名程度の採用を行うことを発表した。採用された専門員は、都内の都立高等学校(島しょ地域を除く)で、図書館の閲覧・貸出業務や図書館活用の支援などを担当する。応募締切は2025年1月15日必着で、採用期間は2025年4月1日から2026年3月31日までの1年間となっている。
この募集は、都立学校の図書館運営を円滑に進めるための人材確保を目的としている。図書館専門員は、学校図書館の運営管理や資料の整理、施設・設備の維持管理、図書館の利用促進など、多岐にわたる業務を担当する。特に、図書館管理システムの維持や利用者対応など、専門的な知識とスキルが求められる。
勤務日数は年間192日。ただし、各月の勤務日数は11日以上とする。勤務時間は1日7時間45分(休憩時間を除く)。報酬額は月額19万6,500円。通勤手当相当額を別途支給(月額5万5,000円上限)。
応募要件としては、司書または司書補の資格を有することが必須であり、勤務校の教職員と協調しながら誠実に職務を遂行できることが求められる。また、WordやExcelなどのソフトウェアを活用して迅速に業務を遂行できること、個人情報の秘密を守れることも重要な条件となっている。さらに、定時制設置校への配属を希望する場合は、夜間勤務が可能であることが求められる。
応募方法は、指定された申込書類を郵送で提出する。提出書類には、申込書、経歴等報告書、司書または司書補資格を証明する書類が含まれる。応募書類に不備がある場合、選考の対象とならない可能性があるため、注意が必要だ。なお、応募書類は返却されない。
任用期間満了後、同一の職務内容の職が設置される場合で、能力実証の結果が良好であれば、最大4回まで再度任用される可能性がある。ただし、2026年4月1日以降の任用を保障するものではない。
詳細な勤務条件や選考方法については、東京都教育庁のWebサイトで公開されている募集要項を参照することができる。