京都産業大学は2024年9月、香川県立高松商業高等学校および滋賀県立八幡商業高等学校と高大連携事業に関する包括協定を締結した。知的・人的交流や教育・研究の充実、会計力を涵養した人材の育成を推進するという。
京都産業大学は、9月12日に香川県立高松商業高等学校、9月19日に滋賀県立八幡商業高等学校と高大連携事業に関する包括協定を締結した。同大学では、大阪ビジネスフロンティア高等学校、京都すばる高等学校、大津商業高等学校、高田商業高等学校、福井商業高等学校、京都府立桂高等学校と高大連携協定を結んでおり、今回で7・8校目の締結になる。
包括協定は、大学教育における簿記・会計学の基礎的知識の修得と、そこで求められる「会計力」の涵養を行うことを目的としている。また、経営学部の教育内容に適合性のある専門学科(商業科)で学ぶ生徒との連携教育を行うことで、学部教育の活性化や生徒の専門知識・探究力の向上をねらいとし、高等学校での学びを大学の学びへとつなげる専門教育を実施し、会計プロフェッショナル人材の育成を目指す。
高松商業高等学校の山本主税校長は「今回の協定で高校での学びがさらに発展し、専門的な知識が得られることに大きな期待を寄せている。この協定を通じて、卒業してからも生かせるような新たな出会いが生まれ、刺激され、新しい世の中を切り開く人材の育成を行いたい」とコメント。
八幡商業高等学校の松村友二校長は「数ある商業高等学校の中から本校を選んでいただき、感謝している。進学が増加している中で、今回の協定で生徒にとって今後の将来の選択肢を増やすことができた。今後は、協力して本校の教育目標をさらに実現していきたい」とコメントを寄せている。