聖心女子大学と星の杜高等学校は2024年10月1日、教育連携に関する協定を締結した。カトリック教育理念のもと行っている交流や連携を深め、今後は教育・研究・社会貢献や学習支援などで連携するほか、教育などの情報交換および交流を図るという。
聖心女子大学(東京都渋谷区)は、1800年にフランスで誕生したカトリック女子修道会「聖心会」を設立母体とする。全世界32か国に姉妹校があり、カトリック教育に基づくリベラル・アーツカリキュラムを堅持している。現代教養学部に英語文化コミュニケーション学科、日本語日本文学科、哲学科、史学科、人間関係学科、国際交流学科、心理学科、教育学科の8学科を設置する。
星の杜高等学校(栃木県宇都宮市)は1954年、カトリックのマリアの宣教者フランシスコ修道会が後援する海星女子学院高等部として開設。1972年に宇都宮海星女子学院高等学校に改称。1982年に同法人より分離した宇都宮海星学園に移管。2023年度から男女共学で「星の杜高等学校」となり「新たな価値を創造し社会に貢献する、チェンジメーカーの育成」をスクールミッションとして掲げている。
聖心女子大学ではこれまでも、星の杜高等学校(旧・宇都宮海星女子学院高等学校)と出張講義や大学説明会などの連携を行っていた。今回の協定締結を機に、教育・研究および社会貢献などの分野での協力、学習支援について、教育などについての情報交換および交流など教育の活性化により、学生・生徒の一層の成長を促していくという。
聖心女子大学の佐々木恵介副学長は「今回の協定締結をきっかけに、星の杜高等学校の生徒さんには、さまざまな機会を通じて、聖心女子大学の多彩な学問分野の内容とその学び方を、これまで以上に深く理解していただきたいと考えています」とコメントしている。