教育業界ニュース

岡山市教員採用試験…過去最多の750人が出願、倍率4.4倍

 岡山市教育委員会は2024年6月7日、2025年度(2024年度実施)の岡山市公立学校教員採用候補者選考試験の出願状況を発表した。出願者数は前年度より46人多い750人で、市が独自で採用試験を開始した2017年度以降で最多。全体の平均倍率は前年度と同じ4.4倍だった。

教育行政 教育委員会
2025年度(2024年度実施)の岡山市公立学校教員採用候補者選考試験の出願状況
  • 2025年度(2024年度実施)の岡山市公立学校教員採用候補者選考試験の出願状況
  • 2025年度(2024年度実施)の岡山市公立学校教員採用候補者選考試験日程

 岡山市教育委員会は2024年6月7日、2025年度(2024年度実施)の岡山市公立学校教員採用候補者選考試験の出願状況を発表した。出願者数は前年度より46人多い750人で、市が独自で採用試験を開始した2017年度以降で最多。全体の平均倍率は前年度と同じ4.4倍だった。

 2025年度岡山市公立学校教員採用候補者選考試験は、4月10日~5月17日まで出願を受け付けた。出願者数は前年度より46人多い750人。受験区分別の出願者数は、小学校346名、中学校305名、養護教諭66名、栄養教諭33名。このほか、身体に障害のある者を対象とした選考に1名が出願した。

 岡山市は、県とは別で2017年度(2016年実施)試験より独自の採用試験を開始。2025年度の出願者数は、これまでもっとも多かった2021年度(2020年実施)の730人をさらに20人上回る過去最多を更新。すべての受験区分で出願者数が前年度より増加した。

 受験区分別の倍率は小学校が3.1倍(前年度0.3ポイント減)、中学校が5.5倍(同0.5ポイント増)、養護教諭が16.5倍(同5.5ポイント増)、栄養教諭が33.0倍(同3.0ポイント増)。

 一方、今回の試験から実施する「大学3年生等特別選考」には171名が出願した。区分別では小学校(英語枠・小中連携推進枠・特別支援教育推進枠を含む)89名、中学校(小中連携推進枠・特別支援教育推進枠を含む)73名、養護教諭9名となっている。

 岡山市の教員採用試験は1次試験が7月6日・13日・14日(対象者のみ7月6日に特別面接)、結果を8月1日に通知する。2次試験は8月10日~12日および8月17日~19日にかけて、 集団活動、個人面接、模擬授業(模擬場面指導)・口頭試問、実技(対象者のみ)を実施、結果は9月20日に通知する。なお、大学3年生等特別選考では1次試験のうち教科等専門試験(7月6日実施)のみ受験する。

《川端珠紀》

この記事はいかがでしたか?

  • いいね
  • 大好き
  • 驚いた
  • つまらない
  • かなしい

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top