教育業界ニュース

宮城県、教員採用試験1,426名が出願…全体で3.5倍

 宮城県教育委員会は2024年6月3日、2025年度(令和7年度)公立学校教員採用選考の出願者数および出願倍率を公表した。小・中・高校など全体の採用予定人数410名程度に対し、出願者数1,426名で3.5倍。前年度より0.1ポイント減少した。

教育行政 教育委員会
令和7年度宮城県公立学校教員採用候補者選考:出願者数および出願倍率について
  • 令和7年度宮城県公立学校教員採用候補者選考:出願者数および出願倍率について
  • 宮城県教育委員会

 宮城県教育委員会は2024年6月3日、2025年度(令和7年度)公立学校教員採用選考の出願者数および出願倍率を公表した。小・中・高校など全体の採用予定人数410名程度に対し、出願者数1,426名で3.5倍。前年度より0.1ポイント減少した。

 2025年度宮城県公立学校教員採用候補者選考は、4月15日より出願を受け付け、5月13日に締め切った。発表された出願状況によると、「小学校」は210名程度採用予定のところ、出願者数334名で1.6倍。

 「中学校」は100名程度採用予定のところ、出願者数285名で2.9倍。「高等学校」は採用予定者数90名程度のところ、出願者数331名で3.7倍。また、中学・高校の区別なく一括して採用する「中・高」(保健体育、音楽、美術、家庭が該当し、採用人数はぞれぞれの校種に含まれる)は318名が出願した。

 「養護教諭」は採用予定者数10名程度のところ、出願者数156名で15.6倍。若干名を募集する「栄養教諭」は、2名が出願した。「中・高」の倍率については教科の配置数、「栄養教諭」については配置数が確定した段階で倍率が確定する。全体の出願者数1,426名のうち、新卒者数は566名で、新卒者の占める割合は40%だった。

 全体の倍率は3.5倍と、前年度から0.1ポイント減少。ただし、新卒者の全体の出願者数は前年度と同等であり、高等学校では減少したが、中学校、養護教諭で増加している。宮城県教育委員会では、各大学へ出向いての説明会や、個別相談、オンライン説明会による教職の魅力発信、県の働き方改革の取組紹介など積極的に行ったことによって、22歳人口が減少を続けている中で、一定数の教職志望者を確保できたとみている。

 今後、7月13日に宮城会場と東京会場にて第1次選考を実施。第2次選考を8月28日から30日、および9月3日・4日のうち1日と、実技試験を9月5日に行う。最終合格者については、9月27日付けで郵送される。

《木村 薫》

この記事はいかがでしたか?

  • いいね
  • 大好き
  • 驚いた
  • つまらない
  • かなしい

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top