東福岡学園は2024年5月8日、元気日本語文化学校(Genki Japanese and Culture School)福岡校を設置するグローバルウィザスと東福岡高等学校で連携協定締結式を行った。
元気日本語文化学校福岡校は、福岡市博多区に位置し、欧米諸国をはじめとして、約80の国と地域から年間約120名の1年以上の長期留学生と約300人の短期留学生を受け入れている日本語学校。単に日本語を学ぶだけでなく、「真に理解し、正しく使い、そのために学習することがもっとも大切である」ととらえており、日本の文化や習慣も理解しながら、対話形式のコミュニケーションを重視したレッスンを特徴としている。
これまで、元気日本語文化学校福岡校の留学生と東福岡高等学校・東福岡自彊館中学校の生徒は「生きた英語」をテーマとして、国際交流の機会創出において協力してきた。今回、東福岡学園の「校内の国際化をさらに進めるために、年間を通じてさまざまな国々の留学生と交流する機会を創出し、日常的な国際交流で生徒の国際感覚とグローバル視点を養いたい」という提案に対し、元気日本語文化学校福岡校およびグローバルウィザスが賛同し、連携協定の締結実現に至ったという。
今回の連携協定は、相互の人的交流および知的資源の活用を図り、教育上の諸課題に適切に対応し、双方の教育の充実・発展に資することが目的。年間を通じて元気日本語文化学校福岡校の留学生と東福岡高等学校・東福岡自彊館中学校の生徒との交流、異文化理解教育や多文化協働などをテーマに、グループワーク、フィールドワーク、アクティビティなどを実施するとしている。
グローバルウィザス代表取締役社長の鈴木貴之氏は「『顧客への貢献』『社員への貢献』『社会への貢献』を経営理念に掲げ、福岡、名古屋、東京、京都にて日本語教育機関を運営しています。情報通信技術の活用により、世界中の人たちといつでも、どこでも繋がれる今の時代にこそ、対面でしかできない語学教育、異文化理解教育を東福岡学園と共に実践し、学生や教職員の成長はもちろん、地域社会への貢献に繋げていく所存です」とコメント。
東福岡学園理事長の德野光博氏は「『地域に、社会に、世界に、開かれた学校』として、『人とつながり、世界とつながり、未来とつながる人』を育成するという教育目的の達成に向け、元気日本語文化学校福岡校にパートナーとなっていただくことを大変嬉しく思っています。連携して日常的な国際交流の環境を整備することで、子供たちのその先の未来を見据えて、新たなチャレンジをしながら、将来の日本を創っていく人材の育成に取り組む所存です」とコメントしている。