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総人口13年連続減、65歳以上の割合は過去最高に…総務省統計

 総務省は2024年4月12日、「人口推計(2023年10月1日現在)」を公表した。総人口は、前年比59万5,000人減の1億2,435万2,000人。13年連続の減少となり、日本人人口の減少幅も12年連続で拡大している。総人口に占める65歳以上人口の割合は29.1%で過去最高となった。

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男女別総人口の推移(2005年~2023年)
  • 男女別総人口の推移(2005年~2023年)
  • 総人口の人口増減数および人口増減率の推移(1950年~2023年)
  • 日本の人口ピラミッド(2023年10月1日現在)
  • 年齢区分別人口の割合の推移(1950年~2023年)
  • 都道府県別人口増減率
  • 都道府県別人口の増減要因(自然増減率および社会増減率)

 総務省は2024年4月12日、「人口推計(2023年10月1日現在)」を公表した。総人口は、前年比59万5,000人減の1億2,435万2,000人。13年連続の減少となり、日本人人口の減少幅も12年連続で拡大している。総人口に占める65歳以上人口の割合は29.1%で過去最高となった。

 2023年10月1日現在の総人口は、1億2,435万2,000人。前年に比べて59万5,000人(0.48%)減少した。2011年以降、13年連続で減少が続いている。日本人の人口は、前年比83万7,000人(0.69%)減の1億2,119万3,000人で、12年連続で減少幅が拡大している。

 自然増減(出生児数-死亡者数)をみると、出生児数は第2次ベビーブーム期(1971年~1974年)以降減少傾向が続いており、2023年は前年比4万2,000人減の75万8,000人。一方、死亡者数は前年比6万5,000人増の159万5,000人。その結果、出生児数が死亡者数を83万7,000人下回り、17年連続で自然減少、かつ減少幅は拡大している。

 年齢区分別にみると、15歳未満人口は前年比32万9,000人減の1,417万3,000人。15~64歳人口は、前年比25万6,000人減の7,395万2,000人。65歳以上人口は、前年比9,000人減の3,622万7,000人。75歳以上人口は、前年比71万3,000人増の2,007万8,000人で、初めて2,000万人を超えた。

 総人口に占める割合は、15歳未満人口が11.4%、15~64歳人口が59.5%、65歳以上人口が29.1%、75歳以上人口が16.1%。65歳以上人口は、1950年以降初めて減少したものの、総人口に占める割合は過去最高に。75歳以上人口も上昇が続いており、過去最高となった。一方、15歳未満人口は過去最低を更新した。

 都道府県別の人口増減率をみると、増加は東京都のみ。増加率は0.34%で2年連続の増加となっている。ほか46道府県は減少しており、うち38道府県は人口減少率が前年に比べ拡大。もっとも減少率が拡大したのは山梨県で、前年比0.32ポイント減。一方、人口減少率が縮小したのは群馬県など6府県、神奈川県と千葉県は同率となっている。

 人口減少率が1%以上となったのは、秋田県(-1.75%)、青森県(-1.66%)、岩手県(-1.47%)など15県。前年から1県増加した。

 結果の概要など、2023年の人口推計は総務省統計局のWebサイトから確認することができる。

《畑山望》

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