千葉県教育委員会は2024年3月21日、県内大学・短期大学の2024年度（令和6年度）における高大連携に関する取組予定を調査した結果を公表した。千葉大学や東邦大学など51大学・短大の情報が掲載されている。
大学・短期大学の高大連携に関する取組予定一覧は、大学・短期大学ごとに作成されており、2024年度に実施可能な高大連携に関する取組内容について、実施の有無、経費の要不要について「〇△×」の3段階で記載している。ただし、「〇△×」の捉え方が、依頼校と大学側で必ずしも一致するとは限らず、あくまでも目安になる。詳しくは担当窓口部署に相談が必要。
大学ごとでみると、たとえば千葉大学は「高校などへの出張講義」「インターネットなどの情報通信技術を活用した高校への講義配信」「大学で実施する高校生向け公開講座の開催」「大学の講義の高校生への開放」「依頼校と大学教員共同による授業プログラム開発・実践」「依頼校の教員向け講座・セミナー・シンポジウム」などの取組みが実施される予定。
東邦大学は「高校などへの出張講義」「大学で実施する高校生向け公開講座の開催」などの取組み、東京理科大学・薬学部・創域理工学部は「高校などへの出張講義」「大学で実施する高校生向け公開講座の開催」の取組みを高大連携で実施予定。
各大学の個票をみると、そのほかの取組みとして、千葉大学は「スーパー・サイエンス・ハイスクール（SSH）への支援」や「全国物理コンテスト物理チャレンジ2024への協力」など、東邦大学は「理系大学の特長をいかし、SSHやSPPなどの対応や相談」「理科教室と題し、夏休み期間などを利用した高校理科教員向けの実験教室の開催」なども実施予定となっている。
千葉県教育委員会のWebサイトでは、高大連携・高大接続に関する参考資料として、学校外活動に対する単位認定に係る指針や、県立学校における学校外の学修の単位認定に係る指針なども掲載している。
