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文科省「地域教員希望枠を活用した大学・学部の強化事業」公募

 文部科学省は2024年3月19日、地域教員希望枠を活用した教員養成大学・学部の機能強化事業(教員講習開設事業費等補助金)について公募を開始した。教員を目指す「地域教員希望枠」の導入・拡充などの入試改革や、地域が求める教師を継続的・安定的に養成するシステムの構築などに対し助成を行う。

教育行政 文部科学省
地域教員希望枠を活用した教員養成大学・学部の機能強化事業について
  • 地域教員希望枠を活用した教員養成大学・学部の機能強化事業について
  • 教員講習開設事業費等補助金:スケジュールなど

 文部科学省は2024年3月19日、地域教員希望枠を活用した教員養成大学・学部の機能強化事業(教員講習開設事業費等補助金)について公募を開始した。教員を目指す「地域教員希望枠」の導入・拡充などの入試改革や、地域が求める教師を継続的・安定的に養成するシステムの構築などに対し助成を行う。

 子供たちへの教育を担う教師には、志ある優れた人材を得ることが必要であることから、「教員養成には『大学』、採用・研修は『教育委員会』」といったこれまでの垣根を越えた連携強化が求められている。

 今回の事業では、大学と教育委員会が連携・協働し、大学入試における「地域教員希望枠」の導入や、当該学生への地域課題に対応したコース・カリキュラムによる教育、高校生に対する特別プログラムの導入など、大学入学前から教員採用に至るまでの一貫した取組みを促進するために実施。地域や現場ニーズに対応した教師を継続的・安定的に養成し、確保するための取組みに対して支援を行う。

 申請できるのは、申請日時点で教職課程の認定を受けている学科などを有する国公私立大学。選定件数は、単独事業15件程度、連携事業3件程度。連携事業とは、複数の大学が連携して取り組み、連携大学においても地域教員希望枠入試の実施や特別な教育プログラムなどを実施する事業を指す。

 申請額は単独事業2,200万円(初年度・年間)、連携事業3,900万円(初年度・年間)で、補助期間は5年間。ただし、国の財政状況などにより必ず保証されるものではなく、毎年度の評価結果や事業3年目の中間評価なども考慮される。

 公募期間は2024年3月19日~4月19日(必着)。希望する大学は、計画書を公募要領に記載されているURLにアップロードし、その旨を文部科学省宛にメールで連絡する。選定結果の通知は6月ごろ。

 なお、公募についての説明会を3月26日にオンラインにて実施する。参加を希望する場合は文部科学省のWebサイトより事前に申し込む。

◆令和6年度教員講習開設事業費等補助金(地域教員希望枠を活用した教員養成大学・学部の機能強化事業)公募説明会
日時:2024年3月26日(火)14:00~
開催形態:オンライン
申込方法:文部科学省のWebサイトより

《木村 薫》

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