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SSH指定校、基礎枠47校・重点枠4校など認定…文科省

 文部科学省は2024年3月13日、2024年度(令和6年度)のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校に、基礎枠47校、文理融合基礎枠14校、科学技術人材育成重点枠4校が内定したと発表した。

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スーパーサイエンスハイスクール(SSH)令和6年度内定校「基礎枠」
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  • スーパーサイエンスハイスクール(SSH)令和6年度内定校「文理融合基礎枠」「科学技術人材育成重点枠」
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 文部科学省は2024年3月13日、2024年度(令和6年度)のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校に、基礎枠47校、文理融合基礎枠14校、科学技術人材育成重点枠4校が内定したと発表した。

 文部科学省では、将来の国際的な科学技術人材の育成を図るため、理数系教育に重点を置いた研究開発を行う「スーパーサイエンスハイスクール(SHH)」事業を2002年度から実施。2023年度は218校が指定校に採択され、科学技術振興機構(JST)が活動推進に必要な支援を行ってきた。

 2024年度は基礎枠に54校、文理融合基礎枠に20校、科学技術人材育成重点枠に8校から応募があった。外部有識者からなる企画評価会議協力者による審査の結果、基礎枠(開発型・実践型、先導的改革型、認定枠)47校、文理融合基礎枠(開発型・実践型、先導的改革型)14校、科学技術人材育成重点枠4校が認定された。

 基礎枠のうち、新規性のある教育課程等の研究開発を行う「開発型」と、今までに開発してきた教育課程等の実践的な研究開発を行う「実践型」には、千葉県立船橋高等学校、お茶の水女子大学附属高等学校、神奈川県立相模原高等学校など37校(指定期間5年)。

 過去4回の指定実績が必要で、科学技術人材育成におけるシステム上の課題を自ら設定し、当該課題に挑戦する意欲的な研究開発を実施する「先導的改革型」には、愛知県立岡崎高等学校、宮崎県立宮崎北高等学校、長野県屋代高等学校・附属中学校の3校(指定期間3年)が内定した。

 また、文理融合基礎枠では、「開発型・実践型」に東京都立国分寺高等学校、大阪府立住吉高等学校など13校(指定期間5年)と、「先導的改革型」に福井県立藤島高等学校1校(指定期間3年)。

 基礎枠の取組みに加え、科学技術人材の育成に係るさらなる取組みを行う場合に追加的な支援を行う「科学技術人材育成重点枠」には、茨城県立竜ヶ崎第一高等学校・附属中学校、名古屋大学教育学部附属中・高等学校、立命館高等学校、大阪府立天王寺高等学校の4校を指定、最長5年支援する。

 SSH内定校の研究開発課題は、文部科学省Webサイトに掲載の一覧表で確認できる。

《川端珠紀》

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