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聖徳大、ベトナムの工科テクノロジー技術短大と連携協定

 聖徳大学は2024年2月28日、ベトナムの工科テクノロジー・技術短期大学と学術・教育連携に関する協定を締結したと発表した。日本での就業を希望するベトナム人学生の介護人材養成が目的で、2026年春から留学生の受入れを開始。年間5名程度の留学生を受け入れるという。

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 聖徳大学は2024年2月28日、ベトナムの工科テクノロジー・技術短期大学と学術・教育連携に関する協定を締結したと発表した。日本での就業を希望するベトナム人学生の介護人材養成が目的で、2026年春から留学生の受入れを開始。年間5名程度の留学生を受け入れるという。

 聖徳大学は、6学部(教育学部、心理・福祉学部、文学部、人間栄養学部、看護学部、音楽学部)8学科、短期大学部には3学科(保育科第一部、保育科第二部、総合文化学科)と専攻科を擁する女性総合大学。建学の精神「和」に基づいた人間教育を礎とし、豊かな人間性と自立性を備えた品格ある女性の育成を目指しており、通学課程では約3,000名の学生が学んでいるという。

 一方、工科テクノロジー・技術短期大学(Polytechnic College of Engineering and Technology)は2008年に創立された私立短期大学。ベトナムの首都ハノイにキャンパスを置き、5つの学科を擁し、約2,000名の学生が学んでいる。創立当初は機械工学分野の専門教育を主としていたが、現在は看護・保健、IT、外国語、観光などの分野にも注力しているという。

 今回の協定は、日本での就業を希望するベトナム人学生の介護人材を養成することが目的。協定により、介護・福祉分野における教育プログラムの共同開発、教員と研究者と職員の交流、長期と短期の研修、留学を目的とした学生の交流を行うとしている。なお、留学前に一定の日本語が話せることを条件とし、年間5名程度の留学生を聖徳大学で受け入れるという。

 協定締結式は1月28日、ベトナム・ハノイ市にある工科テクノロジー・技術短期大学で執り行われた。工科テクノロジー・技術短期大学代表のレー・チー・ホイ理事長は、「この協定が大きな成功をもたらし、両校の永続的な発展に寄与することを信じています」とコメント。

 聖徳大学の川並弘純学長は、「お互いの学校がWin-Winの関係で成長できる環境を築きたい。この協定が福祉分野に限らず両校の幅広い交流につながることを願っています」と抱負を述べた。

《いろは》

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