兵庫県教育委員会は2024年2月19日、2025年度(令和7年度)兵庫県公立学校教員採用候補者選考試験に関する 「採用地域を限定した特別選考」の新設等について公表した。播磨西、但馬、丹波で9年以上勤務し、小中学校での勤務を希望する者は、優先して選考されるという。
兵庫県の姫路市を除く播磨西、但馬、丹波地域では、ふるさと意識をもち、地域の教育課題に積極的に向きあう教員を継続的に安定して確保するため、「採用地域を限定した特別選考」を新設する。
現行の「採用地域希望優先制度」では対象が小学校のみであったが、新設された特別選考では中学校も対象となる。また、配置にあたっては、一般の受験者と同様の選考で配置される際に希望が優先されていたのに対し、新設の特別選考では、一般の受験者に優先して選考されるという。
採用条件についても、条件が採用地域で10年以上の勤務から9年以上に変更される。なお、「採用地域を限定した特別選考」の新設にともない、現行の「採用地域希望優先制度」は廃止される。
また、受験者の利便性を考慮し、但馬地域に試験場を新設。希望者は、第1次選考試験(集団面接試験・筆記試験)のうち、筆記試験を新設試験場で受験できるという。
2025年度の兵庫県公立学校教員採用候補者選考試験は、第1次選考試験の集団面接試験が2024年6月15日、筆記試験が7月21日に実施される。選考試験開始日の早期化にともない、最終合否結果発表も1週間程度早まるとしている。