埼玉県教育委員会は2024年2月20日、県立富士見高等学校(富士見市)において、生徒の個人情報を含む書類を紛失する事故が発生したことを公表した。現在のところ、第三者による不正使用などの事実は確認されていない。
公表された情報によると、県立富士見高等学校において個人情報を含む書類を紛失する事故が起きたのは2月13日。午後0時45分ごろ、授業を終えた職員1名が出席簿1冊を持って職員室に行った。しかし、同日午後1時30分ごろ、同出席簿が見当たらないことに担任が気付き、校内を捜索したが見つけられず、紛失が判明した。出席簿には、1学級33名分の生徒氏名および出席状況が含まれる。
学校の対応としては、2月13日に担任が校内を捜索。14日に担任、当該職員および管理職、15日以降は全職員で校内を捜索したが、発見にはいたらなかったという。19日には、保護者に対して事故の経緯を説明し謝罪した。
埼玉県教育委員会は今後、再発防止策として、校長会議などを通じ、あらためて全県立学校において個人情報の適正な管理を徹底するよう指示するとした。