神田外語学院は2023年2月14日、韓国ソウルにあるミッション系総合女子大学の梨花（イファ）女子大学校と提携したことを明らかにした。提携により、神田外語学院卒業後に梨花女子大学校の3年次に編入学が可能になるという。
神田外語学院は「言葉は世界をつなぐ平和の礎」という建学の理念のもと、1957年に創立。語学学習や異文化理解教育を促す施設があり、実践的な語学運用能力と高いコミュニケーションスキルを備えたグローバル人材の育成を目指しているという。
一方、梨花女子大学校は1886年にアメリカのキリスト教宣教師によって創立された韓国初の女子大学。韓国ソウル特別市城北区にあり、約2万人の学生が在学している。外国人留学生数は約1,600名で、そのうち日本人留学生は現在67名だという。
今回の提携は、神田外語学院の学生が梨花女子大学校への編入学試験で好成績を収めたことが後押しになったという。梨花女子大学校の担当者は「神田外語学院の職員や教員が学生を深く理解しており、提携することで優秀な学生が入学してくれると感じた」とコメント。信頼関係が築かれたことで、神田外語学院は梨花女子大学校にとって日本で唯一の編入学提携専門学校として認定されたとしている。
編入学は、経済学部や工学部など、理系文系問わずさまざまな学部に出願できるという。出願資格は、両親と本人がいずれも韓国籍以外の女性、TOPIK（韓国語能力試験）4級以上を取得した者、神田外語学院卒業見込みの女性であること。
神田外語学院の学生は、卒業後に梨花女子大学校の3年次に編入学し、梨花女子大の卒業資格を取得することができる。4年間で日本の専門士と海外（韓国）大学の学士を取得できるため、国際的教育の機会が一層広がる提携になるとしている。
