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桐蔭横浜大、地域部活動指導者資格認定プログラム…3月始動

 桐蔭横浜大学は2024年2月6日、公立中学校における部活動の地域移行に係る指導者の養成を目的に「地域部活動指導者資格認定プログラム」の開始を発表した。大学とJSPO(日本スポーツ協会)、神奈川県の3団体の連携協力により実施する。3月および8月スタートの年2回を目指し、初回は2024年3月開講予定。

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地域部活動指導者資格認定プログラム
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 桐蔭横浜大学は2024年2月6日、公立中学校における部活動の地域移行に係る指導者の養成を目的に「地域部活動指導者資格認定プログラム」の開始を発表した。大学とJSPO(日本スポーツ協会)、神奈川県の3団体の連携協力により実施する。3月および8月スタートの年2回を目指し、初回は2024年3月開講予定。

 部活動の地域移行については、質の保証された指導者の確保が各自治体の課題となっており、各種団体や大学などと連携し、市町村の枠を越えた広域なシステムづくりが求められている。

 そこで桐蔭横浜大学では、神奈川県との協力・連携をはじめ、県内各自治体が進める取組みとも連携し、各自治体の部活動指導者を対象とした認定プログラムを実施する。プログラムを修了した人は、県が運営するスポーツや文化活動の指導者が登録する広域的な人材バンク「かながわ地域クラブ活動指導者データベース」に登録するなどを想定しているという。

 また、JSPOは国のスポーツ基本計画に基づき、各競技団体などが主催する大会に参加する際に、監督などがJSPO公認スポーツ指導者資格を有することを義務化することなどを予定している。そのため、JSPOと連携し、スポーツ指導者基礎資格にあたる「JSPO公認コーチングアシスタント」の資格を取得できるプログラムも構築した。

 「地域部活動指導者資格認定プログラム」は、3段階で構成されており、それぞれ20時間(オンライン12時間、キャンパス8時間)で設計。プログラム1は、地域部活動指導者に必要とされる学校部活動指導者としての基礎講座、プログラム2、3は、プログラム1の内容を踏まえ、現場での指導経験を経た人を対象に、指導者としての資質をブラッシュアップすることを目的に実施する。

 プログラム1の受講により、地域部活動指導者資格を認定し、プログラム1、2の受講+自主学習(5時間)により、JSPO公認コーチングアシスタント資格の申請が可能となる。また、すべてのプログラム修了者には、学校教育法に基づく履修証明を交付する。

 「地域部活動指導者資格認定プログラム」は、3月と8月の年2回開講を目指し、2024年3月からプログラムを試行する。

《木村 薫》

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