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島根県、2025年度教員採用試験「アウトライン」公表…福岡会場を新設

 島根県は2023年12月26日、2025年度(2024年度実施)島根県公立学校教員採用試験のアウトラインを公表した。募集人数は前年度並みを予定し、併願制度の拡大や、1次試験に福岡会場を新設するなど変更点についてもまとめている。

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2025年度 島根県公立学校教員採用試験のアウトライン
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 島根県は2023年12月26日、2025年度(2024年度実施)島根県公立学校教員採用試験のアウトラインを公表した。募集人数は前年度並みを予定し、併願制度の拡大や、1次試験に福岡会場を新設するなど変更点についてもまとめている。

 2025年度(令和7年度)の募集人数は、おおむね前年度並みを予定。前年度募集人数は小学校教諭150人、中学校教諭90人、高等学校教諭38人、特別支援学校教諭25人、養護教諭10人、栄養教諭1人、障がいのある人を対象とした選考3人の計317人。

 一般選考試験のおもな変更点は、中学校で「社会人を対象とした選考(特別免許状による採用)」を新設。中学校教諭普通免許状を有しない者で、出願する教科に関する社会的実務経験をおおむね3年以上有する者が対象。対象教科は英語、美術、技術、家庭。

 また、併願制度を拡大する。第1志望が高等学校教諭の場合、第2希望に小学校教諭の併願が可能になった。そのほか、第1志望が高等学校教諭の場合、第2希望に特別支援学校教諭(中・高等部)に、第1志望が特別支援学校教諭(中・高等部)の場合、第2希望に特別支援学校教諭(小学部)に併願できる。

 受験機会の確保として、第1次試験(筆記試験)における県外会場に福岡会場を新設する。なお、大阪と東京会場は継続する。また、2024年度(令和6年度)の大学3年生も受験できる試験制度(筆記試験の一部受験)は実施しない。

 教員経験のある人を対象にした「特別選考試験」は、私立学校の正規教員も対象者に追加。募集要項は3月1日に公開し、出願は3月上旬~4月中旬。2025年度からは専用ホームページから事前登録し、専用出願フォームから受付を行う。選考試験は5月4日に面接を実施。合格発表は5月17日に行う。

 一般選考試験の募集要項は4月5日に公開。募集説明会を4月中旬~5月上旬に実施する。出願受付は4月中旬~5月下旬。第1次試験は7月6日、第1次試験合格発表は7月24日。第2次試験は8月17日~8月28日。第2次試験(追試)は9月8日に実施。第2次試験合格発表は9月27日となっている。

《田中志実》

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