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スポーツ庁後援「学校運動部活動指導士」養成講習会…兵庫9/8-10

 日本スポーツクラブ協会は2023年9月8日~10日、「学校運動部活動指導士養成(資格認定)講習会」を兵庫県西宮市の武庫川女子大学で開催。学校運動部活動の地域移行を円滑にサポートするために即戦力となる部活動指導員を養成する。受講料2万円、資格取得費用1万1,000円。

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学校運動部活動指導士養成(資格認定)講習会
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 日本スポーツクラブ協会は2023年9月8日~10日、「学校運動部活動指導士養成(資格認定)講習会」を兵庫県西宮市の武庫川女子大学で開催する。学校運動部活動の地域移行を円滑にサポートするために即戦力となる部活動指導員を養成する。受講料2万円、資格取得費用1万1,000円。

 部活動指導員制度が法制化され、スポーツ庁は2018年(平成30年)3月に「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」を策定。これを受けて、2023年度(令和5年度)から学校運動部活動の学校から地域への移行に向けたモデル事業が日本全国各地で始まっている。

 「学校運動部活動指導士養成(資格認定)講習会」では、中学生年代を対象としたスポーツ・運動の技術指導に加え、児童・生徒の発育・発達、学校教育法の知識、教員・保護者との連携など広範囲な実践的知識を学習する。中学校部活動の地域移行に伴い、中学生年代が地域でスポーツ活動を楽しめる基盤を作り、学校と地域との機能的連携を推進できるスポーツクラブ指導者の育成を目指す。今回、関西地区では初めての開催となる。

 カリキュラムは、学校教育法、運動部活動のマネジメント、児童・生徒の理解、アンガーコントロールなどの理論編と運動学習理論、体力トレーニング、スポーツ指導法、コーディネーショントレーニングなどのスポーツ科学領域の演習編を用意。受講生は、集合対面式の講義・演習とオンデマンドの講義を受講する。理論編は、「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」について配信を利用したオンデマンド形式で受講。演習編は、集合型対面式の講義と実技を組み合わせて実施する。

 理論編および演習編を受講するには、部活動指導員に必須である総合的なガイドラインの知識について配信講義後にオンラインテスト(CBT)を実施。学校運動部活動指導士養成(資格認定)講習会の受講者は、講習会後にオンラインテスト(CBT)の実施と課題レポートを提出する。試験合格者には「学校運動部活動指導士A級」の資格が付与される。資格は、日本スポーツクラブ協会認定資格。なお、資格保持者には、体罰やハラスメント根絶を厳守する「ハラスメント防止宣言」が義務付けられている。

 対象は、児童・生徒のスポーツ・運動部指導に興味・関心・経験等のある満20歳以上の人。受講料は2万円(税込)で、スポーツ振興くじの助成を受けて実施される。資格取得費用は1万1,000円(税込)。内訳は、2年分認定料 6,600円、審査料 2,200円、認定料 2,200円。申込みはファクスまたはメールで行う。カリキュラムや講師については、Webサイトにて公開している。

◆第5回「学校運動部活動指導士養成(資格認定)講習会」
日時:2023年9月8日(金)~9月10日(日)
場所:武庫川女子大学(兵庫県西宮市池開町6-46)
対象:児童・生徒のスポーツ・運動部指導に興味・関心・経験等のある満20歳以上の人
受講料:2万円(税込)
資格取得費用:1万1,000円(税込)
申込方法:ファクスまたはメールで行う

《田中志実》

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