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生成AI学べる教材、ソフトバンク開発…9月下旬から提供

 ソフトバンクは2023年9月下旬より、中学・高校向け教育プログラム「AIチャレンジ」の導入校向けに、生成AIについて学べる「生成AI活用入門教材」の提供を開始すると発表した。8月下旬から9月中旬には、協力校にて実証授業を実施するという。

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「生成AI活用入門教材」の概要
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  • 「生成AI活用入門教材」実証授業の実施校

 ソフトバンクは2023年9月下旬より、中学・高校向け教育プログラム「AIチャレンジ」の導入校向けに、生成AIについて学べる「生成AI活用入門教材」の提供を開始すると発表した。8月下旬から9月中旬には、協力校にて実証授業を実施するという。

 2023年7月、文部科学省は「初等中等教育段階における生成AIの利用に関する暫定的なガイドライン」を公表。学校現場では生成AIの適切な活用方法などに関する教育が求められ、今回発表された「生成AI活用入門教材」は、このガイドラインに沿って開発したもの。

 「生成AI活用入門教材」は、授業2コマ分(1コマ50分)により構成。第1部「生成AIを知る」では、「ChatGPT」をはじめとする生成AIの種類や仕組み、活用例、リスクなどに関する基本的な知識を学び、第2部「生成AIを体験する」では、生成AIを体験しながらプロンプトの工夫による効果的な活用方法や、生成AIの倫理的問題などを学ぶことができるという。

 ソフトバンクでは、2022年4月より「AIチャレンジ」を提供している。AIの基礎や仕組みを実践的に学ぶことができる教育プログラムとして、中学および高校の授業で採用可能な「AI活用実践コース」と「AI活用実践Liteコース」の2つのコースがあり、今回新たに提供する「生成AI活用入門教材」は、これらのコースを導入している学校・団体であれば追加費用なしで利用することができるという。

 ソフトバンクは、今後もAIに関する最新の動向などを踏まえて良質な教材の開発に取り組むなど、「AIチャレンジ」を通して次世代のAI人材の育成に貢献していくとしている。

《木村 薫》

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