埼玉県教育委員会は2023年7月10日に越ケ谷高校、11日に戸田翔陽高校と県立高2校で相次いで定期テストの答案紛失があったことを発表した。各校1名分の答案を紛失。発表時点で個人情報の不正使用は確認されていない。
県立越ケ谷高校は、7月5日に定期考査を実施。終了後、職員室で職員1名が各クラスの答案用紙の入った封筒を各考査監督者から受け取り、別の教諭に手渡し。手渡された教諭は、各クラス担当者に各封筒を手渡した。同日にクラス担当者が採点中、答案用紙1枚が見当たらないことに気付き全職員で校内を捜索したものの、発見には至っていない。
県立戸田翔陽高校は、7月3日に定期考査を実施。7月7日の授業で、職員1名が定期考査の答案を返却。同日放課後、職員が欠席者の答案を整理したところ、答案用紙1枚が見当たらないことに気付き校内を捜索、発見に至らず紛失が判明している。
2校いずれも、生徒の氏名、出席番号、点数が記載された答案用紙1名分を紛失。各校とも生徒と保護者には、すでに事故の経緯を説明し謝罪を終えている。埼玉県では再発防止に向け「全県立学校において個人情報の適正な管理を徹底するよう指示する」としている。
