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探究学習効果を測る「ウェルビーイング アセスメント」開発…Inspire High

 「世界とつながる探究的な学びを手軽に教室で」をコンセプトとしたEdTech教材を提供するInspire Highは2023年5月30日、生徒のウェルビーイングを計測するための「Inspire High ウェルビーイング アセスメント」を独自に開発したことを発表した。

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探究学習の効果を計測する「ウェルビーイング アセスメント」を開発
  • 探究学習の効果を計測する「ウェルビーイング アセスメント」を開発
  • ウェルビーイングな状態
  • 慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授の前野隆司氏
  • Inspire High

 「世界とつながる探究的な学びを手軽に教室で」をコンセプトとしたEdTech教材を提供するInspire Highは2023年5月30日、生徒のウェルビーイングを計測するための「Inspire High ウェルビーイング アセスメント」を独自に開発したことを発表した。

 Inspire Highは、「一人ひとりのウェルビーイングと世界平和の実現」というビジョンのもと、多様な生き方や価値観に触れられるプログラムの提供を通じて、中高生ひとりひとりが自分らしい生き方を見つけることを目指している。

 「ウェルビーイング」は、文部科学省中央教育審議会が発表した次期教育振興基本計画の中でも中核に据えられ、「身体的・精神的・社会的に良い状態にあること。短期的な幸福のみならず、生きがいや人生の意義等の将来にわたる持続的な幸福を含む概念」と定義されている。

 「ウェルビーイング」を計測する方法やその因子については、さまざまな議論が行われているが、今回Inspire Highでは「ウェルビーイングな状態」を構成する3つの要素を定義。自己とのつながり「深い自己理解に基づいた、自分なりの価値観をもっている」、他者とのつながり「異なる他者と競争するのではなく共感性でつながっている」、社会とのつながり「自分はこの社会とつながり、変化を生み出せると考えている」という3点が高い次元にある場合に、「ウェルビーイングな状態」に近づけると考えているという。

 アセスメント開発では、日本における幸福学の第一人者である慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授の前野隆司氏が監修。今後は、定期的にInspire Highを受講している中高生のアセスメントへの回答から効果を可視化し、「一人ひとりのウェルビーイング」を実現するためのプログラム開発・改善に努めていくとしている。

《いろは》

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