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学力向上の基盤づくり普及・促進事業…6/19まで公募

 文部科学省は2023年5月24日、「学力向上のための基盤づくりに関する普及・促進」事業について公募を開始した。2019年度から2022年度にかけて行った学力向上に関する実証的な調査研究の成果報告書作成、および検討会議の開催を担う団体を募る。公募締切は6月19日。

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「学力向上のための基盤づくりに関する普及・促進」事業の公募について
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 文部科学省は2023年5月24日、「学力向上のための基盤づくりに関する普及・促進」事業について公募を開始した。2019年度から2022年度にかけて行った学力向上に関する実証的な調査研究の成果報告書作成、および検討会議の開催を担う団体を募る。公募締切は6月19日。

 リカレント教育やリスキリングが社会に広まりつつある中、生涯学び続けるための資質・能力を子供たちに身に付けさせるためには学力向上の基盤づくりを義務教育の早い段階から行っていくことが重要との考えから、文部科学省は「学力向上のための基盤づくりに関する普及・促進」事業を展開。2019年度(令和元年度)から2022年度(令和4年度)にかけて、委託契約を締結した各実践団体において、子供たちの学習基盤を形成する観点から、学力に関するデータの取得・分析に取り組み、学力向上について有効な取組みを行うための実証的な調査研究を行ってきた。

 今回、得られた成果について、当該研究の有識者による専門的な知見に基づいたより精緻な分析を行い、各学校や教育委員会がさらに参考しやすいよう整理した「学力向上のための基盤づくり事業成果報告書」を作成するべく、事業の受託団体を公募する。

 事業内容は、有識者の参画を得て行う「事業成果報告書の作成」および「事業全体の進捗管理を行うための検討会議の開催」。有識者は5名程度を想定しており、文部科学省と相談しながら受託者が選定する。事業成果報告書は、30ページ程度を想定。調査研究事業から得られた研究知見と今後の展望、研究概要等についてまとめる。提出期限は12月27日。

 検討会議の開催は、事業成果報告書の作成に沿って、期間中に4回程度開催。報告書の進捗や素案の確認、最終原稿案の確認等を行う場とする。いずれも、受託者には文部科学省に随時報告を行い、連絡・調整を密にしながら進めることを求める。

 公募対象は法人格を有する団体で、採択数は1件を予定。事業期間は契約締結日から2024年3月15日まで。事業規模は1件あたり260万円程度。公募はメールまたは郵送にて受け付ける。締切りは6月19日。その後、6月下旬にかけて審査を行い、7月上旬に採択団体を決定、7月7日に契約締結を予定している。

 なお、公募に際し、6月1日に説明会を開催する。参加を希望する場合は、Webサイトの専用フォームより必要事項を記入のうえ申請すること。申請締切は5月31日午後5時。公募に関する情報は、文部科学省Webサイト内の公募情報から確認できる。

◆学力向上のための基盤づくりに関する普及・促進事業 公募概要
対象:法人格を有する団体
事業期間:契約締結日~2024年3月15日(金)
事業規模:1件あたり260万円程度
採択数:1件(予定)
提出方法:メールまたは郵送で提出
公募締切:2023年6月19日(月)

◆学力向上のための基盤づくりに関する普及・促進事業 公募説明会
日時:2023年6月1日(木)14:00~15:00
場所:オンライン開催
申込方法:Webサイトの専用フォームから申し込む
申込締切:2023年5月31日(水)17:00

《畑山望》

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