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立命館小、正頭教諭「教育プロデューサー」就任…起業・事業化推進

 立命館起業・事業化推進室は2023年5月1日、立命館における一貫教育型アントレプレナーシップ教育の促進に向けて、同推進室の教育プロデューサーに立命館小の正頭英和教諭が就任したことを公表した。

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 立命館起業・事業化推進室は2023年5月1日、立命館における一貫教育型アントレプレナーシップ教育の促進に向けて、同推進室の教育プロデューサーに立命館小の正頭英和教諭が就任したことを公表した。これを機に、立命館各附属校でのアントレプレナーシップ教育コンテンツの開発や仕組みづくりをさらに展開していく。

 立命館起業・事業化推進室は、立命館大学、立命館アジア太平洋大学の他、立命館中学校・高等学校等5つの附属校を有する立命館学園における起業・事業化を総合的に推進する役割を担うべく、2021年6月1日に設置。文部科学省「大学発新産業創出プログラム(START)」の一環である「起業家層の拡大に向けたアントレプレナーシップ教育の高校生等への拡大EDGE-PRIME Initiative」事業においても、関西の小中高生に向けたアントレプレナーシップ教育充実のため積極的にプログラム提供を行う等、京阪神におけるスタートアップエコシステムのグループリーダーとしての取組みを展開している。

 今回、同推進室の教育プロデューサーに就任した正頭教諭は、立命館小学校において英語の授業でゲームのマインクラフトを活用したPBL(Problem Based Learning)授業を展開。2019年には、イギリスの国際教育機関「バーキー財団」が設立した、教育界のノーベル賞と言われる「Global Teacher Prize 2019(グローバル・ティーチャー賞)」トップ10に、世界約3万件以上の中から、唯一の日本人教員(小学校教諭としては日本初)として選ばれた。

 今後は、立命館小学生を中心に、附属中高や関西エリアの小中高生を対象としたアントレプレナーシップ教育や、児童生徒の特性にあわせた教育コンテンツ、教育手法・制度等の共同研究・開発を加速させ、社会に新たな価値を生み出す人材の育成を目指していくとしている。

 正頭教頭は、「アントレプレナーシップ教育において、『起業すること』だけがゴールだとは考えていません。ただ、子供たちの選択肢は多い方が良く、起業という選択肢をもつことは大切なことだと思います。そして、初等中等教育段階でたくさんの体験をすることで、子供たちの興味関心の間口を広げることが大事だと考えています。社会に出るときに夢や希望、そして『やりたいこと』をもっている。そんな教育を提供していきたいです」とコメントした。

《木村 薫》

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