熊本高等専門学校は2023年2月15日、熊本県教育委員会と連携して、第1回高校・情報Iプログラミング担当者研修会を実施した。熊本県下の高等学校で「情報Ⅰ」の教科を担当する教員37名が参加し、プログラミングの演習等を行った。
熊本高等専門学校（熊本高専）では、国立高専機構が立ち上げた「Society5.0型未来技術人財」育成事業を構成するプロジェクトの1つ「GEAR5.0事業」において、支援技術（AT、Assistive Technology）に関する技術者を育成や、熊本県内におけるTSMCの進出を踏まえた半導体人材の育成等を推進している。
熊本高専と熊本県教育委員会は、2022年度に「教育研究の振興に関する覚書」を締結しており、「熊本県立高校・情報Iプログラミング担当者研修会」は連携活動の一環として開催。双方が連携を図り、産業界が求める人材協力等を連携して進めている。
2月15日に開催した研修会では、熊本高専人間情報システム工学科の島川学教授ら高専教員4名が講師として、高等学校「情報I」の教科におけるプログラミング演習を行った。
熊本県では人工知能やさまざまなコミュニケーションアプリに有用なPython（プログラミング言語）を用いており、各種命令の利用方法や学習指導要領に沿った課題の方針、考え方のポイント等を踏まえた教材を、熊本高専から熊本県に提供しているという。
