マスク着用の考え方が見直されるのを受け、文部科学省は2023年2月13日、感染拡大の予防と研究活動の両立に向けてWebサイトに文章を掲載した。研究の実施方法や形態等について、最新情報を確認しながら、引き続き適切に判断するよう求めている。
文部科学省は、各大学・研究機関における感染拡大の防止と研究活動の両立に向けて「感染拡大の防止と研究活動の両立に向けたガイドライン」を策定。感染拡大防止を前提として、研究活動の本格的な再開を積極的に進めてきた。
一方、政府は2月10日、新型コロナウイルス感染症対策本部において、マスク着用の考え方を見直すことを決定。「屋外では原則不要、屋内では原則着用」としていたマスクの取扱いを改め、3月13日からはマスク着用は個人の判断に委ねることを基本とする。学校でのマスク着用の考え方の見直しは4月1日から適用する。
これを受けて文部科学省は2月13日、「感染拡大の予防と研究活動の両立に向けて」と題し、政府の方針を解説。研究活動は多種・多様であるため、地域の感染状況、研究分野や研究手法、研究の逸失コストや重要度、関係者の重症化リスク等、各々の事情に応じて総合的に考慮し、研究の実施方法や形態等について最新情報を確認しながら、引き続き適切に判断するよう求めている。