文部科学省は2023年1月12日、2023年度「マイスター・ハイスクール事業」の公募を開始した。産学官が連携して、専門高校等の最先端の職業人材育成を目指す。事業申請は2月17日正午まで。
2021年度にスタートしたマイスター・ハイスクール事業は、文部科学省が最先端の職業人材育成と研究開発を行う3者共同(専門高校等・産業界・地方公共団体)の取組みを認定。中核となる専門高校等(工業・農業・商業等)をマイスター・ハイスクールに指定し、高等学校教育改革を推進するための事業。
2022年度は、北海道厚岸翔洋高等学校、埼玉県立大宮工業高等学校、静岡県立浜松城北工業高等学校の3校がマイスター・ハイスクールに認定。このうち、北海道厚岸翔洋高等学校は、北海道教育委員会・厚岸漁業協同組合・厚岸町の3者が管理機関となり「地域の未来を創るマリン・イノベーターの育成~IT導入による持続な地域社会の創造~」が採択された。
事業では、文部科学省が職業教育を主とする専門高校等と産業界、地方公共団体の3者に事業を委託(3者を管理機関とする)。指定内定後、管理機関の代表者が実施計画書と所要経費積算表を文部科学省に提出する。1件あたりの年間経費支援額1,200万円程度(目安)だが、事業の規模や全体の予算額等に応じて調整を行う。委託期間は原則3年間。
申請書類は2月17日正午(必着)までに所定のメールアドレス宛に提出する。審査期間は2月下旬~3月上旬、審査結果公表・指定内定・実施計画書等の提出は3月中旬~下旬、契約締結は4月以降。申請書類一式は、文部科学省Webサイトでダウンロードできる。
◆マイスター・ハイスクール事業
公募期間:2023年1月12日(木)~2月17日(金)正午必着
公募対象:専門高校等(学校設置者)と産業界、地方公共団体の3者
提出方法:文部科学省へ代表者がメールで提出