東京都教育委員会は2023年1月12日、2022年11月に都内の中学3年生を対象に実施した「英語スピーキングテスト（ESAT-J、「イーサット・ジェイ」と読む）」の成績分布を公表した。A～Fの6段階評価のうち、上から3番目の「C」評価がもっとも多く、全体の3割だった。
中学校英語スピーキングテストとは、中学校の英語学習で身に付けた「話すこと」の能力を客観的に評価し、小・中・高校における一貫した英語教育の推進により「使える英語力」の育成を目指して実施されるテストのこと。2022年度より都内公立中学校の3年生全員を対象に実施し、2022年11月には6万9,529人が受験した。
今回公表された受験者全体のスコア分布によると、もっとも高い「A（スコア100～80）」評価は16.8%、「B（同79～65）」が25.8%、「C（同64～50）」が31.6%、「D（同49～35）」が16.9%、「E（同34～1）」が8.1%、もっとも低い「F（同0）」評価は0.8%という結果だった。平均スコアは60.7で、2022年実施されたプレテスト時53.7よりも上昇した。
結果はWebサイトより閲覧可能で、受験した生徒は「生徒用マイページ」にてA～Fの段階別評価とスコア、都内公立中学校は「先生用Webサイト」にて受験者成績一覧表とスコアの平均および段階別評価の度数分布（自校および受験者全体）を確認することができる。また、受験した生徒には1月20日より、段階別評価とスコア、生徒個人の段階別評価別所見、学習アドバイス等が記載された結果帳票が郵送される。
なお、スピーキングテストの予備日として設定された2022年12月実施分の結果については、2023年1月26日より公表を予定している。
