広域通信制高校のクラーク記念国際高等学校と河合塾は、進路選択・指導のための共同プログラムを開始した。自己の価値観や判断基準を数値化し、オンラインとコーチングを連動させながら進路決定力の向上を目指す。
北海道深川市に本校を設置し、全国50を超えるキャンパスで1万人以上が学ぶ「クラーク記念国際高等学校」は、通信制でありながら毎日制服を着て通学して学ぶ「全日型教育」という新たな学びのスタイルを開発・導入。カリキュラムの柔軟性を生かして、生徒のニーズにあわせた特徴ある授業を展開している。
今回、2021年度より開講している「スマートスタディコース」を設置している6拠点(旭川・さいたま・東京・千葉・名古屋・福岡キャンパス)にて、在籍する高校2年生の生徒を対象に河合塾と連携した進路選択のプログラムを実施。
河合塾が展開する「ミライの選択」を教材に、進路選択の意思決定を学ぶ過程で自己の興味関心や価値観と向き合い、「能動的に課題解決する力」や「自ら未来を切り拓く力」を身に付ける等、スマートスタディコースの理念でもある「自ら学ぶ力」の育成を図る。
「ミライの選択」は、自身の価値観や判断基準を数値化しながら、物事の決断までのプロセスを可視化する全6章・14回で構成されたプログラム。クラーク記念国際高校ではキャリア教育・探究学習の一環とした「オンライン」にて展開するとともに、生徒と面談を行い、学習プランニンングや目標設定を行う「コーチング」と連動した授業を行う。
プログラムを通して、生徒の進路選択への見解や心情の変化を調査し、プログラム終了後に結果を公開するとしている。