2023年4月に開校する「神山まるごと高専」は2022年12月19日、正規カリキュラム内の授業を担当する民間企業を公表した。FFRIセキュリティ、コクヨ、ソニーグループ、PARTY、フードハブ・プロジェクトの5社は、プログラムパートナーとして各社に強みある領域の授業を提供する。
神山まるごと高専は、テクノロジー、デザイン、起業家精神を中心とした学習を通して、社会を動かす人材の育成を目指し2023年4月に開校する5年制の私立高等専門学校。一般科目および専門科目を担当する21名の教職員に加え、現役起業家等が講師となり、2名1組で毎週、神山町(徳島県名西郡)の校舎で授業を行うWednesday Nightを企画する等、実社会で利用できる学びを提供する。
今回発表されたプログラムパートナーは、さらに社会と隣接した学びを提供する枠組み。実社会でビジネス展開する5社の企業の協力のもと、各社に強みのある領域の授業が行われる。この授業は、正規のカリキュラムに組み込まれており、修了すると単位が取得できる。
授業を行う企業は、FFRIセキュリティ、コクヨ、ソニーグループ、PARTY、フードハブ・プロジェクトの5社。
FFRIセキュリティが5年生前期授業「コンピュータセキリュティ」、コクヨが4年生後期授業「循環型プロダクトワークショップ」、ソニーが4年生後期授業「プロダクトデザイン」、PARTYが5年生前期授業「ゲームエンジン」および「ジェネラティブデザイン」、フードハブ・プロジェクトが5年生前期授業「食育ワークショップ演習」を担当する。初回の授業は2023年4月開校のため、4年生授業が2026年度、5年生授業が2027年度となる。