スポーツを「する」「みる」「ささえる」ための環境作りを行う日本スポーツ協会(以下、JSPO)は、2022年11月11日にJSPO公式Webサイト内に特集ページ「運動部活動改革に向けた取組」を新たに公開したと発表した。
JSPOは、1911年7月に「国民スポーツの振興」と「国際競技力の向上」を目的に、大日本体育協会として創立され、2018年4月1日に現在の名称となった。
JSPOでは、スポーツ大会の開催やスポーツをする場の創出、スポーツ指導者の育成、最新の医・科学に根差したスポーツの推進等、誰もが自発的にスポーツを「する」「みる」「ささえる」ための幅広い事業を展開。また、日本のスポーツの統一組織として国や60を超える競技団体、47都道府県スポーツ・体育協会等、さまざまなスポーツ関連団体・組織や個人と連携している。
現在、中学校の運動部活動をはじめ、ジュニアスポーツをとりまく環境はさまざまな課題を抱えているという。特に、少子化による生徒数のさらなる減少は不可避の状況であり、1986年の生徒数は約589万人だったのに対し、2021年では296万人に半減しており、2020年の出生数は約84万人となった。
その中で、子供たちがやりたいスポーツを望むやり方、関わり方で楽しむために必要なのは、小・中学生を中心としたジュニアスポーツ環境の見直しだという。今回公開された特集ページでは、「運動部活動の地域移行」を含めジュニアスポーツ環境を改善・充実していく必要性や、JSPOが取り組む運動部活動改革の基本的な考え方と具体的な取組みの予定、スポーツ庁等の関係団体の関連資料や事例紹介等を掲載している。
地域スポーツの環境整備に向けた課題解決のヒントとなる加盟団体や自治体等の先行事例等も随時紹介していく予定としている。詳細は、特集ページ「運動部活動改革に向けた取組」にて確認できる。