ChiCaRoは2022年9月30日、遠隔保育ロボット「ChiCaRo(チカロ)」の保育施設向けベータ版リリースにともない、台数限定で保育園での無償モニタープランを開始した。モニター申込みはメールで受け付ける。
ChiCaRoは遠くから乳幼児とコミュニケーションがとれる遠隔保育ロボット。ワンオペ育児をテクノロジーと遠く離れた家族の力でサポートするため電気通信大学 長井研究室が開発。タブレット等を使って遠隔操作で「ChiCaRo」と追いかけっこやままごと、かくれんぼ等、身体を使った「遊び」によるコミュニケーションを実現できる。
今回、この遠隔操作が可能な「ChiCaRo」の機能を生かし、保育士が自宅から園内の補助および見守りができるようベータ版を開発。保育士の在宅ワーク実現に向け、無償モニターの募集を開始した。対象は保育園やこども園。特に、やむを得ず自宅待機となっている園児を抱える園、最先端の取組みで保育の質向上を目指す園、また他園との差別化を図りたい園等にお勧めとなる。
また、新型コロナウイルスによる感染や濃厚接触等で、登園が困難な状況にある家庭に「ChiCaRo」を短期間貸出することもできる。自宅にいながら園との交流を可能にすることで、待機期間中でも園の活動に参加するという今までにないコミュニケーションが可能になる。
電気電気通信大学長井研究室の実証実験では、育児ストレスを低減する効果が立証されているという。渋谷区では2021年10月より、保育現場における発達支援に関する課題解決に向け、「ChiCaRo」を使った実証実験を開始している。
保育園向け無償モニターは、台数限定。申込みは、ChiCaRoレンタル窓口までメールで申し込む。メールアドレスは、info[at]chicaro.co.jp。なお、迷惑メール送信を防ぐため[at]と記載しており、送信時は@に置き換えて送付する。