SCHOL(スカラ)は2022年9月12日、運営業務を一元化するクラウド型奨学金運営DXシステム「ガクシーAgent」に、日本学生支援機構(JASSO)の奨学金業務をDX化する機能をリリースしたと発表した。煩雑なJASSO業務等を効率化し、業務負担軽減をサポートする。
SCHOLは、日本に存在するほぼすべての奨学金1万4,000件以上を網羅した国内最大級の奨学金情報サイト「ガクシー」と、奨学金の募集、審査、支給管理をクラウド上で一括管理することができる運営団体向けのクラウド型奨学金運営DXシステム「ガクシーAgent」を提供。学校等の事務処理負担を軽減しながら、多くの学生が奨学金を利用し、進学を諦めなくていい社会を目指しサービスをアップデートしている。
今回、特定の期間に多くの業務が集中し、事務処理や学生とのやりとり等が複雑・煩雑になりがちな大学等におけるJASSO業務をサポートするべく、「JASSO業務管理機能」「授業料減免機能」の2つの機能を新たにリリースした。
JASSO業務管理機能は、JASSO奨学金にかかる申込内容、添付書類、進捗状況の一元管理を可能にする機能。スカラネットから申込内容・支給状況の取込み、学籍システム等から学生情報の取込みが可能になり、学生ひとりひとりの状況にあわせた進捗管理や申込みが遅れている学生等にメッセージの一斉配信・個別配信が可能となる。学生側もオンラインで進捗状況を共有できるため、余裕をもった申込みができるようになる。
進捗管理は初年度だけでなく、2年目以降の持続願の提出や、適格認定実施の進捗確認も行えるため、書類提出の遅延等により2年目以降に学生が奨学金を受け取ることができない、といった事態を減らすこともできる。
授業料減免機能では、修学支援新制度にともなう授業料等減免計算や、交付金申請に必要な情報をクラウド上で管理することが可能。国・地方自治体に応じたExcelフォーマットに出力でき、交付金申請の手間が大幅に省ける。学生からの授業料減免の申請受付、採用・不採用の通知機能にも対応し、修学支援新制度に関するあらゆる業務をブラウザ上で実施できる。
SCHOLは、学生・運営団体の双方を支援することで、日本の未来を担う若者のやる気を応援し、挑戦・成長を促進する環境を整えていきたいとしている。