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大学教職員55%「双方向コミュニケーション」に課題あり

 大学職員・教員全体との情報共有手段として、約9割が「メール」を使用し、約4割はいまだ「紙」を使用していることが、rakumoが実施した調査から明らかになった。さらに半数以上は、「大学職員・教員全体でのインタラクティブな情報共有ができていない」と感じていた。

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調査サマリー
  • 調査サマリー
  • 現状の大学職員・教員全体との情報共有の手段について
  • 大学職員・教員全体と情報共有をしている話題・テーマについて
  • 大学職員・教員全体でのインタラクティブ(双方向)な情報共有ができていると思うか
  • 大学内の情報共有にはどのような課題があるか(複数回答)
  • 大学職員・教員全体との情報共有をシステムで行う場合、求める機能・性能は何か(複数回答)

 大学職員・教員全体との情報共有手段として、約9割が「メール」を使用し、約4割はいまだ「紙」を使用していることが、rakumoが実施した調査から明らかになった。さらに半数以上は、「大学職員・教員全体でのインタラクティブな情報共有ができていない」と感じていた。

 シンプルで心地よい閲覧画面を備え、社内の情報伝達・コミュニケーションを促進・活性化するGoogle Workspaceと連携した社内掲示板「rakumoボード」等を手掛けるrakumoは、2022年7月13日・14日に「大学の情報共有に関する実態調査」をインターネットにて実施。大学の教員・職員103人の有効回答を得た。

 現状の大学職員・教員全体との情報共有の手段を上位3つまで聞いたところ、もっとも多かったのは「メール」85.4%、ついで「グループウェア(Google Workspace、サイボウス、Microsoft 365 等)」55.3%、「紙(回覧やコピー配布等)」39.8%となり、いまだに紙ベースでの情報共有が一定割合行われていた。

 大学職員・教員全体と情報共有をしている話題・テーマについては、「各種規定・公式文書・申請書類等」が71.8%、「連絡・通達事項」が69.9%、「会議開催案内」が61.2%となり、情報共有テーマの大半であることがわかる。

 大学職員・教員全体でのインタラクティブ(双方向)な情報共有ができていると思うかとの問いでは、「非常にそう思う」3.9%、「ややそう思う」32.0%、「あまりそう思わない」43.7%、「まったくそう思わない」11.7%という結果に。「できていない」と感じている割合が半数を超えた。

 大学内の情報共有にはどのような課題があるのか、複数回答で聞いたところ、「学部間・教職員間等の横のつながりの情報共有不足」がもっとも多く49.5%。ついで、「ほしい情報を探すための時間・手間がかかる」39.8%、「上層部/現場間で情報が分断している」37.9%、「情報が散在している・情報を集約する環境がない」35.9%と続いた。その他、「情報公開の範囲」や「一方通行で双方向にはなっていないと感じる」といった声があげられた。

 大学職員・教員全体との情報共有をシステムで行う場合、求める機能・性能についてを尋ねると、「誰もが直感的に使える操作性」55.3%、「必要な情報をすぐに確認できる見やすさ・検索性」45.6%、「構築・運用管理のしやすさ」39.8%といった機能・性能を求める意見が多くあがった。

 rakumoでは、調査レポートをWebサイトに公開。あわせて、調査レポートの全文無料ダウンロードも受け付けている。


《畑山望》

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