「世界といのちの教室」は、MSF日本が2020年10月に、小学5・6年生を対象に開始したオンライン教育プログラム。家庭向け教室は、2022年6月までに16回開催し400人が参加、2021年3月に開始した学校向けの教室は12校で開催し、参加者は1,192人にのぼる。
今回、文部科学省が推進するGIGAスクール構想にともない、全国の学校に通信ネットワークが整備され、小中学生1人に1台の端末が配布されることに着目。教育現場におけるICT環境の整備が進んでいることから、道徳科や社会科、総合的な学習の時間に教員が活用できる「世界といのちの教室 デジタル教材」を開発した。デジタル教材は、45分以上の授業1回を想定しており、希望教員に無料で提供するとともに、指導案を配布することで、誰でも簡単に授業を進めることができ、教員の準備負担を軽減することができる。
8月7日は、夏休み企画として、このデジタル教材を使った模擬授業をオンラインで開催する。対象は、小学5・6年生と教育機関の関係者等。当日は、紛争が続くシリアで、爆撃によって両脚を失った少女と、懸命に治療にあたる元難民の国境なき医師団の医師2人の視点で展開するストーリーをもとに、生きることを見つめ、国境を越える人道援助について一緒に考えていく。申込締切は7月27日正午。定員は先着40名。Webサイトから申込みを受け付ける。
◆世界といのちの教室 学校授業用デジタル教材
対象学年:小学5・6年生推奨(他の学年でも利用は可能)
対象科目:道徳科・社会科・総合的な学習の時間等の発展的な学習用
所要時間:45分以上の授業1回を想定
提供物:教材(Googleスライド)・指導案
提供方法:希望する教員に個別配布
利用料金:無料
申込方法:Webサイトより申し込む
◆模擬授業「世界といのちの教室 学校授業用デジタル教材」
日時:2022年8月7日(日)10:30~11:30
配信方法:オンライン(Zoom)
参加費:無料
定員:40人(先着順)
対象:小学5・6年生、教育機関の関係者等
申込締切:2022年7月27日(水)12:00
申込方法:Webサイトから保護者が申し込む
※Googleスライドの操作・編集が可能な端末(スマートフォンは非推奨)が必要
※通信料は参加者負担
※定員になり次第、受付終了
※授業前日までに参加用Zoom URLを送付する