埼玉県内では、小・中学校の通常の学級に通う知的遅れがないのに学校の授業や集団活動に適応しづらい児童生徒のために、「特別支援教育支援員」「学年・学級支援員」「学級補助員」「自立支援サポーター」等が、学校での学習や友達との関わり等についての支援を行っている。埼玉大学教育学部附属特別支援教育臨床研究センターは、多くの支援員が専門的な知識獲得の必要性を感じていながら専門的な研修を受ける機会が少ないという課題・ニーズに応え、子供たちのよりよい成長のために寄与することを目的に、例年支援員を対象としたセミナーを開催している。
当日は、「発達障害の知識と関わりの基本」「放課後の子どもたちを支援する」「発達障害を理解する~作業療法士の視点から~」の3つの講演を実施。明星大学教育学部教授や、療育センターの作業療法士等が講師を務める。講演後には、Zoomのブレイクアウトルームで小班に分かれ、事前アンケート等で寄せられた質問等をもとに協議する機会を設け、閉講となる。
対象は、通常の学級で困難を抱えている児童生徒の支援に携わる支援員、補助員。支援員、補助員を優先的に受け付けるため、その他の職種の場合はメールにて直接相談してほしいとしている。参加無料、定員は70人。定員を超えて参加を断る場合は、連絡先に連絡する。申込みはWebサイトで7月19日まで受け付ける。
◆夏の支援員セミナー「ワンランクアップ 発達障害の子どもの理解と支援」
日時:2022年8月1日(月)9:30~16:15
形式:オンライン開催(Zoom)
対象:通常の学級で困難を抱えている児童生徒の支援に携わる支援員、補助員
定員:70人
参加費:無料
申込方法:埼玉大学教育学部附属特別支援教育臨床研究センターWebサイトから申し込む
申込締切:2022年7月19日(火)
※定員を超えて参加を断る場合は連絡先に連絡する