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文科省「学校魅力化フォーラム」8/26…学校統合の取組み等

 文部科学省は2022年8月26日、2022年度(令和4年度)「学校魅力化フォーラム」をオンラインにて開催する。対象は、各都道府県、各市区町村教育委員会における小・中学校の適正規模・適正配置に係る担当者等。

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2022年度「学校魅力化フォーラム」
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 文部科学省は2022年8月26日、2022年度(令和4年度)「学校魅力化フォーラム」をオンラインにて開催する。対象は、各都道府県、各市区町村教育委員会における小・中学校の適正規模・適正配置に係る担当者等。

 フォーラムは、各市区町村における少子化や人口減少社会に対応した活力のある学校づくりの積極的な検討を支援するために開催。学校統合による魅力ある学校づくりの取組みや、地理的な要因等により学校統合が困難な地域等において小規模校のメリットを最大化しデメリットを最小化する取組み等の情報を提供する。

 フォーラムでは、6つの教育委員会が取組みについて紹介。大分県の玖珠町教育委員会は、「”極”小規模地域の小学校再編と中学校統合の必要性とその違い」について発表する。玖珠町では、町内すべて(7つ)の中学校を1校に統合し、くす星翔中学校が2019年(平成31年)4月に開校。統合まで20年近くの期間を要し開校に至った経緯と、歯止めの効かない人口減少の中で、”極”小規模自治体の地域の拠点(唯一の公共施設)としての、小学校の必要性とそのあり方について説明する。

 長野県の栄村教育委員会は、「小さな村の大きな挑戦(ICT・ふるさと学習・新しい学校作り)」について発表。ICTの活用を通し、へき地・山間地校の弱点を強みに変え、他校と連携しながら授業改善に一石を投じた。また、3年前には総合的な学習ブックを村内小中学校教師の手により作成し、ふるさと学習も推進している。少子化にともない、全村民参加可能なワークショップも2022年度から開催し、住民主体で新しい学校を創るため小中学校の教育改革を行っている途上を報告する。

 その他、岡山県高梁市教育委員会、山口県美祢市教育委員会、鹿児島県鹿児島市教育委員会、秋田県北秋田市教育委員会が事例発表する。

 対象は、各都道府県、各市区町村教育委員会における小・中学校の適正規模・適正配置に係る担当者や、学校の教職員等教育関係者。当日はWeb会議システム「Zoom」を利用してオンラインで実施する。申込みは、「学校魅力化フォーラム」参加登録フォームから行う。申込締切は8月23日正午。当日の資料は、8月19日をめどに文部科学省のWebサイトに掲載する。

◆2022年度「学校魅力化フォーラム」
日時:2022年8月26日(金)14:00~16:35
場所:Zoomを利用して開催
対象:各都道府県、各市区町村教育委員会における小・中学校の適正規模・適正配置に係る担当者、学校の教職員等教育関係者
申込方法:参加登録フォームから申し込む
申込締切:2022年8月23日(火)12:00

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《田中志実》

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