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キャリア教育アワード&推進連携表彰…募集開始

 経済産業省は2022年7月1日、「第12回キャリア教育アワード」と「第11回キャリア教育推進連携表彰」の候補となる取組みの募集を開始した。応募締切は10月14日必着。2023年1月19日開催の「キャリア教育推進連携シンポジウム」において、表彰式を行う。

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国のキャリア教育に関する表彰制度(概要)
  • 国のキャリア教育に関する表彰制度(概要)
 経済産業省は2022年7月1日、「第12回キャリア教育アワード」と「第11回キャリア教育推進連携表彰」の候補となる取組みの募集を開始した。応募締切は10月14日必着。2023年1月19日開催の「キャリア教育推進連携シンポジウム」において、表彰式を行う。

 「キャリア教育アワード」は、企業や団体による教育支援の取組みを奨励・普及するため、2010年度に創設された表彰制度。応募対象は、企業・経済団体等および専門的な知識、経験に基づいたキャリア教育プログラムやマッチングサービス等を提供するコーディネート機関が、小学校から大学・大学院段階までの子供・若者を対象に行うキャリア教育の取組み。

 学校教育に対する支援活動に限らず、放課後や休日を利用した学校外における教育支援活動も含むが、支援活動の提供が有償か無償かは問わない。職場体験やインターンシップを受け入れている企業・団体も積極的に募集する。学校における国語・算数・数学・英語等の教科教育、環境教育・食育・金融教育・人権教育等に代表される個別テーマ性の高い教育活動についても、それらを通して課題解決能力、キャリアプランニング能力等の社会的・職業的自立に向けた力を育成するための意図的な働きかけがなされていれば、「キャリア教育」として応募対象に含まれる。

 一方、「キャリア教育推進連携表彰」は、すでに教育関係者と地域・社会や産業界の関係者とが連携・協働してキャリア教育に取り組んでいる先進事例を表彰することで、全国への普及・啓発を行うことを目的としたもの。応募対象は、学校を中心としたキャリア教育の推進のため、教育関係者(学校や教育委員会等)と行政(首長部局等)や地域・社会(NPO法人やPTA団体等)、産業界(経済団体や企業等)が連携・協働して行う取組み。

 ただし、単独の学校が学校外の者と連携・協働して行う取組みは原則として応募資格を有しない。大学、高等専門学校、専修学校のみを対象としたキャリア教育の取組みは対象外となる。

 応募期間は10月14日まで。キャリア教育アワード、キャリア教育推進連携表彰いずれも応募対象となるか判断が困難な場合は、事務局に問いあわせること。審査を経て、11月下旬に応募結果を通知予定。2023年1月19日開催の「キャリア教育推進連携シンポジウム」で表彰式を行う。応募書類等の詳細は、経済産業省Webサイトから確認できる。

◆第12回キャリア教育アワード
応募期間:2022年7月1日(金)~10月14日(金)必着
応募対象:企業・経済団体等および専門的な知識、経験に基づいたキャリア教育プログラムやマッチングサービス等を提供するコーディネート機関が小学校から大学・大学院段階までの子供・若者を対象に行うキャリア教育の取組み
応募資格:
・応募者は取組みを行っている主たる事業者であること
・複数年にわたり継続して当該キャリア教育を実施している企業・団体であること
・実施初年度の場合は、今後の継続的な取組みやPDSAサイクルが関係者の合意をもって具体的に計画されていること
・活動内容の公表が可能な企業・団体であること
・学校教育におけるキャリア教育の取組みを支援している事例の場合には、当該学校から応募に係る一切の事項について了承を得ていること
・受賞が決定した場合、その代表者または代表者に準ずる者が「キャリア教育推進連携シンポジウム」に参加することが可能な企業・団体であること
・前年度までに応募・受賞の実績があっても構わないが、大賞・最優秀賞受賞案件は受賞後3年経過していること

◆第11回キャリア教育推進連携表彰
応募期間:2022年7月1日(金)~10月14日(金)必着
応募対象:学校を中心としたキャリア教育の推進のため、教育関係者(学校や教育委員会等)と行政(首長部局等)や地域・社会(NPO法人やPTA団体等)、産業界(経済団体や企業等)が連携・協働して行う取組み
応募資格:
・教育関係者とそれ以外の者が連携・協働して行う取組みであること(単独の学校が学校外の者と連携・協働して行う取組みは原則として応募資格を有しない)
・活動内容の公表が可能な組織であること
・受賞が決定した場合、その代表者等が「キャリア教育推進連携シンポジウム」に参加することが可能な組織であること
《奥山直美》

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