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SSH指定校に日比谷高校等…基礎枠57校・重点枠3校が内定

 文部科学省は2022年3月24日、令和4年度(2022年度)スーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校に基礎枠57校、科学技術人材育成重点枠3校が内定したと発表した。基礎枠は、開発型・実践型47校、先導的改革型5校の他、認定枠5校を指定した。

教育行政 文部科学省
令和4年度スーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校の内定等について
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  • パーサイエンスハイスクール(SSH)令和4年度基礎枠および科学技術人材育成重点枠 内定校
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  • スーパーサイエンスハイスクール(SSH)支援事業
 文部科学省は2022年3月24日、令和4年度(2022年度)スーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校に基礎枠57校、科学技術人材育成重点枠3校が内定したと発表した。基礎枠は、開発型・実践型47校、先導的改革型5校の他、認定枠5校を指定した。

 文部科学省では、将来の国際的な科学技術人材の育成を目指し、「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」事業を2002年度から実施。先進的な理数系教育に重点を置いた研究開発を行う高校等をSSHに指定し、支援している。

 2022年度は、基礎枠に96校、科学技術人材育成重点枠に9校から応募があった。外部有識者からなる企画評価会議協力者による審査により、基礎枠57校、科学技術人材育成重点枠3校を内定した。

 基礎枠のうち、新規性のある教育課程等の研究開発を実施する「開発型」、過去にもSSHに指定された実績のある学校が今までに開発してきた教育課程等の実践的な研究開発を実施する「実践型」(いずれも指定期間5年)は、群馬県立桐生高校、東京都立小石川中等教育学校、東京都立日比谷高校、神奈川県立横浜緑ケ丘高校、大阪府立千里高校等、57校。

 過去4回の指定実績が必要で、科学技術人材育成におけるシステム上の課題を自ら設定し、課題に挑戦する意欲的な研究開発を実施する「先導的改革型」(指定期間3年)には、石川県立七尾高校、山梨県立甲府南高校、京都府立洛北高校・洛北高校附属中学校、大阪府立天王寺高校、熊本県立第二高校の5校。

 国による資金提供を行わない「認定枠」(指定期間5年)には、SSH事業の実績を積んだ学校の中から、東京工業大学附属科学技術高校、石川県立金沢泉丘高校、京都市立堀川高校、和歌山県立海南高校、島根県立益田高校の5校を指定した。今回が初導入となる「認定枠」は、科学技術人材育成の全国的なモデルとしてこれまでの研究開発の成果をもとにした多様な実践活動の展開と普及を行う。

 基礎枠の取組みに加え、科学技術人材の育成に係るさらなる取組みを行う場合、追加的な支援を行う「科学技術人材育成重点枠」(指定期間最長5年)には、北海道札幌啓成高校、横浜市立横浜サイエンスフロンティア高校、京都市立堀川高校の3校を指定した。

 各内定校の研究開発課題は、文部科学省のWebサイトに一覧で掲載している。
《川端珠紀》

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