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18歳成人、知識やスキル学ぶ無料ダウンロード教材

 開発教育協会(DEAR)は2022年3月9日、ワークショップ教材「18歳・成人年齢の引き下げ」を発行した。対象は中学生以上。実践者用の手引きとワークシートがセットになっており、Webサイトから事前申込のうえ、無料でダウンロードして利用できる。

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ワークショップ教材「18歳・成人年齢の引き下げ」
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  • 関連教材「18歳選挙権と市民教育ハンドブック・補訂版」
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 開発教育協会(DEAR)は2022年3月9日、ワークショップ教材「18歳・成人年齢の引き下げ」を発行した。対象は中学生以上。実践者用の手引きとワークシートがセットになっており、Webサイトから事前申込のうえ、無料でダウンロードして利用できる。

 2022年4月から、民法改正により成年年齢が18歳に引き下げられ、高校卒業時点ですべての高校生が成人となる。これを受けて開発教育協会は、18歳成人としての権利と義務を理解し、18歳に向けて獲得すべき知識やスキルを明確にして「大人とは何か」を考えるためのワークショップ教材「18歳・成人年齢の引き下げ」を緊急発行した。

 「18歳・成人年齢の引き下げ」は、実践者用の手引きとワークシート3種類で構成。アクティビティ(授業案)には、「18歳でできること・できないこと」「18歳成人までに知っておきたいこと」「さまざまな意見を読んで考える」の3つがある。

 このうち、「18歳でできること・できないこと」では、成年年齢の引下げにより18歳時点でできることが増える一方、18歳ではまだできないことも残されていることから、16項目をあげて具体的に理解していく。

 「18歳成人までに知っておきたいこと」では、「何をすると暴力なの?(犯罪、ハラスメント、差別をちゃんと知る)」「生活するちから(自活すること、家事、生活にかかるお金)」といった14項目を通して、18歳に向けて獲得すべき知識やスキル等を明確にする。

 「さまざまな意見を読んで考える」は、マスメディア等に掲載された18歳成人をめぐる多様な意見があることに触れ、論点になっている内容を知るアクティビティ。9つの多様な意見に触れ、自分の価値観や考えを整理することができる。

 対象は中学生以上(大人まで)。3つのアクティビティを通して「大人とは何か」をあらためて考えることができ、学校や家庭、グループでの話し合いに活用することができる。

 Webサイトの申込フォームより事前申込のうえ、ダウンロード可能。教材は無料で提供しているが、活動を応援する寄付も受け付けている。

 また、開発教育協会では、関連教材として「18歳選挙権と市民教育ハンドブック・補訂版」も発行している。価格は2,200円(税込)。

◆ワークショップ教材「18歳・成人年齢の引き下げ」
発行日:2022年3月9日(水)
対象:中学生以上(大人まで)
内容:実践者用の手引きとワークシート3種類(PDF・13ページ)
価格:無料(寄付での応援を受け付けている)
入手方法:Webサイトの申込フォームより事前申込のうえ、ダウンロードする
《奥山直美》

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