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成美学園、勝浦市に通信制高校を設立…2023年4月開校予定

 成美学園は2022年2月3日、千葉県にある旧勝浦市立郁文小学校校舎を活用し、新たに通信制高校「成美学園高等学校」として、2023年4月開校を目指すことを発表した。同校では、eスポーツやIT、起業支援等の特色あるカリキュラムを実施する予定。

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 成美学園は2022年2月3日、千葉県にある旧勝浦市立郁文小学校校舎を活用し、新たに通信制高校「成美学園高等学校」として、2023年4月開校を目指すことを発表した。同校では、eスポーツやIT、起業支援等の特色あるカリキュラムを実施する予定。

 勝浦市立郁文小学校は、2019年3月に閉校。およそ7,900平方メートルの敷地に鉄筋コンクリート造り3階建て校舎(延べ床面積 約2,300メートル)と体育館がある。市はこの校舎を、2021年9月に教育関連施設の活用を前提に貸付先を公募し、成美学園が賃貸借契約を結んだ。今後、通信制高校「成美学園高等学校」は、市が実施する教育特区への申請・認定を経て、2023年4月開校を目指していく。契約は、2022年4月1日から30年間で、賃料は、初年度が年間600万円で以降は毎年1,000万円。災害時の広域避難場所には継続して指定され、敷地内にある旧保育所の建物は成美学園側の負担で取り壊す。

 「成美学園高等学校」は、全日通学科150人、一般通信科2,350人を定員とし、eスポーツやIT、起業支援等の特色あるカリキュラムを実施するという。また、市内に在住する生徒の学費を減免して公立高校と同等程度にすることで勝浦への移住・定住を促進し、地域活性化に繋げる。

 勝浦市は、2017年3月に大原高校若潮校舎が閉鎖されて以降、市内に高校がなく、今回の設立・開校について土屋元市長は、新しい高校が開校され「勝浦から生徒が育っていくことを楽しみにしている」と期待。また、成美学園の酒井社長は、千葉日報の取材に対し「勝浦は海と山があって教育に適した環境。通信制を生かして勝浦でしかできない教育をしたい」と語っている。
《川端珠紀》

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