東京工科大学は、コンピュータサイエンス学部の学生を対象に、同学部で定めたスキル修得や実習体験に対して、デジタル証明書の国際標準である「オープンバッジ」を授与する制度を導入する。国内の私立理工系総合大学において、先駆けの取組みとなる。 オープンバッジは、DX(デジタルトランスフォーメーション)を背景に導入が広がりつつある学習履歴のデジタル証明技術の1つで、国際技術標準化組織である「IMSグローバル・ラーニング・コンソーシアム」が設定する規格。偽造や改ざんが不可能なブロックチェーン技術を取り入れており、信頼性の高い証明書として知られている。 「オープンバッジ」を取得した学生は、取得したバッジ画像を就職活動等の際に履歴書やSNS、メール等に表示することで、自身のICTスキルをアピールすることができる。 東京工科大学コンピュータサイエンス学部では、「Python プログラミング(基礎・応用)」「Java プログラミング(基礎・応用)」「価値創造プロセス」「システム開発プロセス」「分散コンピューティング」といった、プログラミングやシステム開発等の修了科目に応じてスキル認定するバッジを用意。2022年2月より授与を開始する。また、就職活動等で学生がこれらを活用できるよう指導も行っていく。