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プロジェクターとは【教育業界 最新用語集】

 「教育業界 最新用語集」では、教育業界で使われているICT用語や受験用語、省庁が進める取組み等を、おもに教育関係者向けに解説する。記事を読んでいるときや、普段の業務でわからない用語があったときに役立てていただきたい。

ICT機器 授業
プロジェクターの例(エプソンのビジネスプロジェクター「EB-585W」)
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 「教育業界 最新用語集」では、教育業界で使われているICT用語や受験用語、省庁が進める取組み等を、おもに教育関係者向けに解説する。記事を読んでいるときや、普段の業務でわからない用語があったときに役立てていただきたい。

プロジェクターとは


読み


 プロジェクター

表記


 Projector、類語:OHP(オーバーヘッドプロジェクター)

分類


 ハードウェア/技術

ひとことで言うと


 「大型スクリーンに画像を投影する装置。パソコンの画面をそのまま写すこともできる」

解説


 「プロジェクター」は、大型スクリーンに画像を投影するための装置。いわゆる映写機で、複雑な図版なども事前に用意して投影できるため、板書を行わずに、児童・生徒らに聴衆に図版を即座に提示できる。

 教育現場では、透明なシートに画像を書き込み、裏から光を当ててガラスに反射させ、スクリーンに拡大して映し出す「オーバーヘッドプロジェクター」が長年利用されていた。またフィルムやスライドを映写できる「スライドプロジェクター」も多かった。オーバーヘッドプロジェクターは、手書き図版の作成は簡単だが、写真の投影などには利用しにくかった。逆にスライドプロジェクターは、写真の投影は簡単だが、手書き図版などを事前作成するのは難しかった。

 こうしたそれぞれの欠点を克服する形で、近年は、パソコンの画面信号を受け取りそのまま投影できるプロジェクターが普及している。また小型化も進み、一般家庭で映画などを楽しむのに、ホームプロジェクターを購入している人も多い。近年のプロジェクターは、画像の投影に、DLP方式や液晶方式を採用し、画像の明るさや鮮明さを向上させている。さらに、4K映像にまで対応しているモデルもある。

 教育現場では、黒板上部に吊して設置する、超短焦点・壁掛け対応モデルが人気だ。画面表示を完全にパソコンで制御し、板書と組み合わせるなどして、「電子黒板」にまで拡張して利用するケースも増えている。

 なお、平らな画面だけでなく、立体物をそのまま撮影し、プロジェクタースクリーンや大画面ディスプレイに表示できる「書画カメラ」(実物投影機、OHC)も存在する。

関連用語


 電子黒板、インタラクティブホワイトボード、書画カメラ

最終更新日:2016年6月5日(リセマム「教育ICT用語」より転載)
《冨岡晶》

冨岡晶

フリーの編集者/ライター/リサーチャー。芸能からセキュリティまで幅広く担当。

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