東京都教育委員会は2021年9月24日、2021年度(令和3年度)教育人口等推計(速報値)の概要を公表した。5年後の2026年度(令和8年度)には2021年度実数と比較して、公立小学校児童が1万1,171人減の58万7,594人、公立中学校生徒が4,123人増の23万9,981人になると見込まれている。 東京都の教育人口等推計は、教育行政上の諸施策を企画立案するために必要な基礎数値を得ることを目的に1956年度から毎年実施。就学予定者数(就学前の幼児数)は「住民基本台帳による東京都の世帯と人口(2021年1月1日現在)」、公立小学校児童数と公立中学校生徒数は「学校基本調査速報(2021年5月1日現在)」の人数を基本とし、その人数が将来、学年(年齢)進行に際してどれだけ増減するかを推計している。 推計結果によると、公立小学校の児童数は、2023年度(令和5年度)まで増加傾向にあり、その後、減少に転じる。2026年度(令和8年度)には、2021年度実数59万8,765人に比べ、1万1,171人減の58万7,594人になる見込み。公立小学校1年生児童数は、2022年度(令和4年度)まで増加傾向にあり、その後、減少に転じる。2026年度には、2021年度実数10万2,363人と比べ、1万947人減の9万1,416人になる見込み。 一方、公立中学校の生徒数は増加し、2026年度には2021年度実数23万5,858人と比べ、4,123人増の23万9,981人となる見込み。公立中学校3年生生徒数は、2020年度まで減少傾向にあったが、その後は増加に転じ、2026年度には2021年度実数7万8,071人と比べ、1,651人増の7万9,722人となる見込みとなっている。 東京都教育委員会Webサイトでは、地区別推計についても公表している。