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18歳人口、2030年14.3万人減と予測…リクルート進学総研

 リクルート進学総研は、「18歳人口推移、大学・短大・専門学校進学率、地元残留率の動向2020年」をWebサイトに公開した。18歳人口は2032年に102.4万人となり、2020年から14.3万人減少すると予測。大学入学者の地元残留率は44.1%と、10年間で0.9ポイント上昇している。

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 リクルート進学総研は、「18歳人口推移、大学・短大・専門学校進学率、地元残留率の動向2020年」をWebサイトに公開した。18歳人口は2032年に102.4万人となり、2020年から14.3万人減少すると予測。大学入学者の地元残留率は44.1%と、10年間で0.9ポイント上昇している。

 「18歳人口推移、大学・短大・専門学校進学率、地元残留率の動向2020年」は、文部科学省「学校基本調査」より受験マーケットに大きな影響を与える「18歳人口予測」「進学率推移」「地元残留率」について分析し、リポートにまとめたもの。

 リポートによると、18歳人口は2020年の116.7万人から、2032年には102.4万人へ14.3万人減少すると予測。特に東北の減少率が高く、東北6県中5県で減少率が20%以上となっている。一方、東京は0.6%、沖縄は2.7%増加する見込み。減少数がもっとも大きいのは、近畿の2万9,398人減。

 大学進学率は、2011年の47.7%から2020年は51.1%と、10年間で3.4ポイント上昇した。上昇率が高いのは、1位「北海道」、2位「東北」、3位「四国」。2011年を100としたときの2020年の指数は、1位の北海道で124.0。一方、2020年の進学率が高いのは、1位「南関東」58.6%、2位「近畿」56.7%、3位「東海」51.9%と、三大都市圏が上位を占めている。

 短大進学率は、2011年の5.8%から2020年は4.2%と、1.6ポイント低下。専門学校進学率は、2011年の16.2%から2020年は16.8%と、0.6ポイント上昇した。現役進学率と過年度を含む進学率の差は、大学が3.3ポイント、専門学校は6.8ポイント、過年度を含む進学率のほうが高かった。短大進学では、現役と過年度を含む進学率の差はなかった。

 大学入学者の地元残留率は、2011年の43.2%から、2020年は44.1%と、10年間で0.9ポイント上昇した。短期大学入学者の地元残留率は、2011年の67.4%から、2020年は69.9%と2.5ポイント上昇した。大学入学者の地元残留率は1位「愛知」71.1%、2位「北海道」66.9%、3位「東京」66.4%。短大入学者の地元残留率は1位「福岡」92.7%、2位「北海道」88.5%、3位「愛知」88.2%であった。

 男女別データなど、さらに詳しい分析はリクルート進学総研のWebサイトから公開している。都道府県別の「18歳人口推移、大学・短大・専門学校進学率、地元残留率の動向2020年」も掲載している。
《奥山直美》

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