授業の内容によって、対面・オンラインといった受講方法を変えたいと考える学生が多いことが、スクーが2021年8月5日に発表した調査結果より明らかになった。講義形式の授業は、オンラインまたはハイブリッド型を希望する学生が合わせて約70%にのぼる。 調査は、大学・専門学校に通う学生を対象に実施し、660人の回答を得た。調査期間は2021年6月22日~6月28日。 対面授業再開後、キャンパスに通いたいか聞いたところ、「通いたいと思う」71.1%、「通いたいと思わない」28.9%だった。通いたいと思う学生に「通いたい頻度」を聞くと、「週3日」40.1%、「週2日」24.5%、「週5日」18.6%、「週4日」9.4%、「週1日」7.5%の順に回答者が多かった。全体の約65%が「週に2~3日通いたい」と考えている。 対面授業が再開した際に希望する授業の開催方法について、教員や学生間のコミュニケーションが発生する頻度が高い「実習・語学」は54.2%、「ゼミ・研究室」は51.7%が対面授業を希望している。一方、講義形式の授業は36.2%が「オンライン」、33.6%がオンライン授業と対面授業を組み合わせた「ハイブリッド型」を希望し、あわせて約70%にのぼる。つまり、授業の内容ごとに受講方法を変えたいと考えている学生が多いと言える。 オンライン授業の満足度は、ライブ授業・オンデマンド授業ともに「満足している」と答えた学生は20%程度。満足度を上げるために必要だと思うことは、ライブ授業・オンデマンド授業ともに「講義資料のわかりやすさ」がもっとも多い。2位以下は、ライブ授業では「教員の説明のわかりやすさ」、オンデマンド授業では「課題の量」「教員の説明のわかりやすさ」と答えた学生がそれぞれ4割以上にのぼる。