NECスペーステクノロジーとすららネットは2021年7月16日、宇宙を題材とした高校生向け探究学習教材の共同開発契約を締結したと発表した。教材を通じて、生徒ひとりひとりが社会課題に向き合い、解決に向け行動できるようになるのが目的。 NECスペーステクノロジーは長年、ロケットや人工衛星等に搭載する機器の開発・製造を行っている。より多くの人々に宇宙を身近に感じてもらおうと、教育機関向けに宇宙を題材とした教材に着目した。 一方、すららネットは、ひとりひとりの理解度に合わせたAI×アダプティブ教材「すらら」を、国内の約2,200校の塾や学校等に提供している。 NECスペーステクノロジーとすららネットは、探究学習に取り組むことができる「アクティブ・ラーニング教材」を共同開発する。生徒ひとりひとりが社会課題に向き合い、解決に向け行動できるようになるのが目的。 同教材は、SDGsの実現に向けて、宇宙技術を用いた解決策を検討するもの。生徒たちが解決したい社会課題をグループで協議し、人工衛星を使って解決案を模索する内容となっている。最初に人工衛星等の宇宙技術に関する基礎知識をアニメーションで学んだ後、グループでアクティブ・ラーニングに取り組む。 共同開発では、NECスペーステクノロジーが保有する衛星等の宇宙技術に関連した知見と、すららネットの探究学習内容の考案ノウハウや教材用ソフトウェア開発技術を融合する。