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国際情報オリンピック、日本代表は金2名・銀2名

 第33回国際情報オリンピックシンガポール大会が2021年6月19日から28日にかけてオンラインにて開催され、日本から出場した4名の高校生全員がメダルを獲得した。受賞状況は金メダル2名、銀メダル2名。4名は文部科学大臣表彰も受賞した。

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 第33回国際情報オリンピックシンガポール大会が2021年6月19日から28日にかけてオンラインにて開催され、日本から出場した4名の高校生全員がメダルを獲得した。受賞状況は金メダル2名、銀メダル2名。4名は文部科学大臣表彰も受賞した。

 国際情報オリンピックは、高校生以下の生徒を対象として、数理情報科学の問題解決能力をもつ生徒を見出し、その能力の育成を助け、各国の選手・教育者同士の国際交流を図ることを目的に開催されている国際大会。1989年にブルガリアで開催された第1回以降、毎年主催国を変更しながら開催されており、日本は2006年から毎年4名の代表選手を派遣している。

 33回目の開催となる2021年のシンガポール大会は、新型コロナウイルス感染拡大の影響によりオンラインで開かれ、88か国・地域から351名の選手が参加。競技は個人選で、1日5時間で3問を解く競技を計2日実施。与えられた問題を解くために効率の良いアルゴリズムを考え、それに基づいて正しく動作するプログラムを作成することで競い合った。

 日本からは、児玉大樹さん(灘高等学校1年)、菅井遼明さん(渋谷教育学園渋谷高等学校3年)、松尾凜太朗さん(麻布学園麻布高等学校3年)、渡邉雄斗さん(渋谷教育学園幕張高等学校2年)の4名が派遣され、児玉さん、菅井さんの2名が金メダル、松尾さん、渡邉さんの2名が銀メダルを獲得した。松尾さんは、2020年の国際情報オリンピックでの金メダルに続き、2年連続でのメダル獲得となった。

 次年度開催される、2022年国際情報オリンピックインドネシア大会の代表選手を選抜する2021/2022年の国内予選(第21回日本情報オリンピック1次予選)は、9月18日から3回実施予定。7月1日より参加申込みを受け付ける。

◆国際情報オリンピックにおける過去3年の日本代表の成績
・2018年(第30回)日本大会 金メダル1名、銀メダル1名、銅メダル2名(参加規模:87か国・地域、335名)
・2019年(第31回)アゼルバイジャン大会 金メダル1名、銀メダル3名(参加規模:87か国・地域、327名)
・2020年(第32回)シンガポール大会 金メダル2名、銀メダル2名(参加規模:87か国・地域、343名)
《畑山望》

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